[ブラシ デザイナ]

提供: RAD Studio
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BrushEditorSolid.png
BrushEditorGradient.png
BrushEditorBitmap.png
BrushEditorResource.png

設計時に[ブラシ デザイナ]を使用して、選択コンポーネントまたはフォームに対するブラシを指定します。 オブジェクト インスペクタから[ブラシ デザイナ]を開くことができます。 たとえば、TRectangle ような FireMonkey の形状の場合、Fill フィールドの 列をダブルクリックすることにより、[ブラシ デザイナ]を開くことができます。

[ブラシ デザイナ]には編集しているプロパティの名前が表示され、さらに次の各種タブがあり、ブラシをカスタマイズできます。

  • [未指定]。 このタブを選択すると、ブラシの選択がクリアされます。
  • [単色]。 単色を指定します。
  • [グラデーション表示]。 このタブを選択すると、ブラシの選択がクリアされます。
  • [ビットマップ]。 このタブを選択すると、ブラシの選択がクリアされます。
  • [リソース]。 このタブを選択すると、ブラシの選択がクリアされます。

RAD Studio により、[ブラシ デザイナ]で設定した変更が適用されます。

[単色]タブ

[単色]タブには、色を確認しながら選択できる、色表示領域を備えた色選択ツールが用意されています。 中央にある垂直カラー バーで、色を選択し、左側の色表示領域内部をクリックして、選択色の強度を選択します。 下の水平カラー バーに選択色が表示されます。

色選択ツールには次のフィールドもあります。

アイテム 説明

R

選択色での赤色の強度を示す、0 から 255 までの値(255 が最高強度)を指定します。

G

選択色での緑色の強度を示す、0 から 255 までの値(255 が最高強度)を指定します。

B

選択色での青色の強度を示す、0 から 255 までの値(255 が最高強度)を指定します。

A

選択色でのアルファ チャネル(透明度)を示す、0 から 255 までの値(255 が最高)を指定します。

0 では完全な透明になり、 255 を指定すると、完全に不透明になります。

Web カラー コード

選択色の Web カラー コード(名前または 16 進数の RGBA カラー コード)が表示されます。 このフィールドの値を編集した場合も、色を変更できます。

[グラデーション表示]タブ

[グラデーション表示]タブには、[単色]タブと同じ、色選択ツールが用意されています。 この色選択ツールで、グラデーションの色を編集できます。

このタブには、実際のグラデーションを構成する次のフィールドもあります。

アイテム 説明

グラデーションの種類

このコンボ ボックスで、次の種類のグラデーションを選択できます。

  • [線形]。 1 点から 2 番目の点に向う、直線的なグラデーションです。 このグラデーション ラインに垂直な線上では、すべて同じ色になります。
    LinearGradient.png
  • [放射]。 1 点から外に向う、円形のグラデーションです。 中心から同一距離にある線(円周)上では、すべて同じ色になります。
    RadialGradient.png

線の角度
(グラデーションの種類が[線形]の場合のみ)

このコントロールでは、線形グラデーションを定義する線の角度(グラデーションの方向)を選択できます。

グラデーションの色

GradientColorsControl.png

このフィールドで、グラデーションのそれぞれの色、相対位置も定義できます。 上に示したバーでは、線形グラデーションのプレビューで、プレビュー バーの下にあるそれぞれの丸印は、グラデーションでの色を表します。

グラデーション表示を構成するには:

  • 色の丸印をクリックして選択します。 色選択ツールで、選択色を編集します。
  • 色の丸印をクリックしてドラッグし、グラデーションでの他の色との相対位置を変更します。
  • グラデーション プレビュー バー上のいずれかをクリックすると、下に新しい色の丸印が作成されます。
  • 色の丸印は、クリックおよびドラッグして、グラデーション プレビュー バーから外すと削除されます。

[ビットマップ]タブ

[ビットマップ]タブでは、ビットマップをブラシとして使用できます。

このタブには、次のフィールドがあります。

アイテム 説明

Select

このボタンをクリックすると、[ビットマップ エディタ]からビットマップを読み込むことができます。

[タイル モード]

このコンボ ボックスで、WrapMode をユーザーのビットマップ ブラシに対して選択します。

[リソース]タブ

[リソース]タブでは、TBrushObject のインスタンスをブラシとして使用できます。

[ブラシ デザイナ]で、次のとおり、TBrushObject のインスタンスを作成できます。

  1. 単色グラデーション表示ビットマップの各ブラシを定義します。
  2. [リソースの作成]ボタンをクリックして、ブラシ用の TBrushObject インスタンスを作成し、フォームに追加します。

[リソース]タブには、TBrushObject のインスタンスのリストが表示されます。 リストから使用するブラシを選択します。