FireMonkey のネイティブ コントロール

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

FireMonkey アプリケーション ガイド への移動


このトピックでは、FireMonkey のネイティブ コントロールについて説明します。

FireMonkey のネイティブ コントロールの表示

FireMonkey では、特定のビジュアル コンポーネントのネイティブ表示が可能です。

  • コントロールを標準の FireMonkey 表示にするには、ControlType プロパティを Styled に設定します。StyledControlType のデフォルト値です。
  • ControlType プロパティを Platform に設定すると、そのコントロールをネイティブ スタイルで表示できます。

サポート対象プラットフォーム

ネイティブ コントロールをサポートするプラットフォームには、iOSWindowsAndroid が含まれます。 その他のプラットフォーム上では、ControlType プロパティの値は、効果がありません。

使用可能な FireMonkey ネイティブ コントロール

詳細は、プラットフォーム固有のトピックを参照してください。

ネイティブ コントロールの外見の変化

ビジュアル コンポーネントの ControlType プロパティを Platform に設定した場合、フォーム デザイナでのこのコントロールの表示は、ネイティブ コントロールであることを示すように変わり、スマートフォンのような小さいアイコンが右下隅に表示されます。

詳細は、プラットフォーム固有のトピックを参照してください。

アプリケーションへのネイティブ コントロールの追加

アプリケーションにネイティブ コントロールを追加するには:

  1. ネイティブ表示をサポートしているコンポーネントをフォームにドロップします(サポートされているコントロールのリストを参照)。
  2. [オブジェクト インスペクタ][プロパティ]タブで、ControlType プロパティを Platform に設定します。設計時のコンポーネントの表示が変わります(「ネイティブ コントロールの外見の変化」を参照)。
  3. サポート対象プラットフォームでアプリケーションを実行します。

代わりに、実行時に ControlType の値を変更しても構いません。 TEdit コントロールのネイティブ表現を選択するには、次のコードをアプリケーションに追加します:

Delphi の場合:
Edit1.ControlType := TPresentedControl.TControlType.Platform;
C++ の場合:
Edit1->ControlType = TPresentedControl::TControlType::Platform;

ネイティブ コントロールと非ネイティブ コントロールの組み合わせ

非ネイティブ コントロールとネイティブ コントロールを組み合わせることはお勧めしません。ネイティブ コントロールではフォームの Z 順序をサポートしておらず、ネイティブ コントロールはフォーム上で常に他のコントロールの上に表示されるからです。ただし、一部の非ネイティブ コントロールでは、ネイティブ コントロールの Z 順序をサポートするため、ネイティブ コントロールと組み合わせることができます。

詳細は、プラットフォーム固有のトピックを参照してください。

ネイティブ コントロールの利点

コントロールの中には、ネイティブ コントロールとして使用した場合に追加機能をサポートするものがあります。

詳細は、プラットフォーム固有のトピックを参照してください。

ネイティブ コントロールの制限事項

ネイティブ コントロールを使用する場合は、その前に制限事項を考慮する必要があります。

詳細は、プラットフォーム固有のトピックを参照してください。

関連トピック

関連項目

サンプル