IDE を拡張する特別なインターフェイスの利用
Tools API では、カスタム クラスで実装して IDE に登録するための特別なインターフェイスをいくつか提供しています。これらのインターフェイスを使用することで、IDE にウィザードを追加したり IDE の特別なイベントで通知を処理するといった IDE の拡張を、簡単に行うことができます。
IDE を拡張するために実装できるインターフェイスには、大きく分けて次の種類があります。
- "ウィザード" はセットアップ アシスタントです。IDE では、ウィザード用の基底インターフェイスのほか、特定の種類のウィザードを簡単に構築するための子インターフェイスも提供しています。「ウィザード クラスの作成」を参照してください。
- "通知インターフェイス" は、何か関心を引くことが起きたときにウィザードに対してコールバックを行うために IDE が使用する、別の種類のインターフェイスです。通知インターフェイスを実装すると、ユーザーがファイルを開いた、ソース コードを編集した、フォームを変更した、デバッグ セッションを開始した、などの場合に、IDE が通知オブジェクトにコールバックを行うことができます。「ウィザードに IDE イベントを通知する」を参照してください。
- "作成インターフェイス" は、ユニットやプロジェクトやその他のファイルを新規作成する場合、または既存ファイルを開く場合に使用できる、別の種類のインターフェイスです。「フォームとプロジェクトの作成」を参照してください。
- その他の重要なインターフェイスに "モジュール" と "エディタ" があります。モジュール インターフェイスは開いているユニットを表し、1 つ以上のファイルで構成されます。エディタ インターフェイスは、開いているファイルを表します。ソース ファイルにはソース エディタ、フォーム ファイルにはフォーム デザイナ、リソース ファイルにはプロジェクト リソースといったように、さまざまな種類のエディタ インターフェイスによって IDE のさまざまな要素にアクセスできます。「ファイルとエディタの処理」を参照してください。