Published でないプロパティの保存と読み込み

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デフォルトでは、コンポーネントと一緒に読み込まれ保存されるのは published のプロパティだけです。ただし、published でないプロパティを読み込んだり保存することも可能です。そうすれば、[オブジェクト インスペクタ]に表示されない永続プロパティを作成することができます。また、プロパティの値が複雑すぎて Delphi では読み書きの方法がわからない場合でも、コンポーネントがプロパティ値を保存したり読み込むことができます。たとえば、TStrings オブジェクトが表す文字列は Delphi の自動的な動作で保存したり読み込むことができないため、次のメカニズムを使用する必要があります。

プロパティの値を読み込んだり保存する方法を Delphi に知らせるコードを追加すると、published でないプロパティを保存することができます。

プロパティを読み込んだり保存する独自のコードを記述する手順は次のとおりです。

  1. プロパティ値の保存および読み込みを行うメソッドの作成|プロパティ値の保存と読み込みを行うメソッドを作成します
  2. そのメソッドをファイラ オブジェクトに渡すよう、DefineProperties メソッドのオーバーライド|DefineProperties メソッドをオーバーライドします