RAD Server Docker の配置

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

RAD Server では、Linux 上での RAD サーバー用ビルド済みドッカー イメージを提供しており、これは Docker Hub をホストとします。 Docker をホストとする RAD Studio は、次に利用できます:

  • RAD Studio Linux コンソールを RAD Studio IDE から配置、および、PAServer の出力の参照。
  • PAServer を介した RAD Studio IDE からのカスタム RAD サーバー リソース モジュールの配置およびインストール。
  • 複数の RAD Server Docker コンテナ インスタンスを並べてクラスター化します。
  • 既存の RAD Server Docker イメージの 1 つを、カスタム RAD Server リソース モジュールを保有する親として、それをベースに子の Docker コンテナをビルドします。

Docker Hub RAD Studio コンテナ

利用可能な RAD Studio 用 Docker コンテナは、Ubuntu 18.04 をベースとしています:

  • Radstudio/paserver – PAServer をポート 64211 に含み、Broadwayd はポート 8082 に含む。
  • Radstudio/pa-radserver – PAServer をポート 64211 に、Apache をポート 80 に、Broadwayd をポート 8082 に持つ。
  • Radstudio/pa-radserver-ib – Apache をポート 80 に、Broadwayd をポート 8082 に、RAD サーバー データベース(InterBase)をポート 3050 で構成。

DockerHub.png

paserver Docker イメージ

このイメージには PAServer と BoradwayD が含まれているため、PAServer を使用してコンソールおよび GUI ベースのアプリケーションを配置したり、BroadwayD サーバーを介した Web ブラウザで GUI アプリケーションを表示させたりすることができます。

pa-radserver Docker イメージ

この Docker コンテナにより、Linux アプリケーションおよびカスタム RAD サーバー エンドポイントをテスト、デバッグ、および配置でき、また同様に運用環境に RAD サーバーを配置することができます。

メモ: RAD サーバー運用インストーラは、RAD サーバー データベース(InterBase)のインストールに使用でき、このデータベースは、pa-radserver Docker コンテナ イメージ インスタンスから接続できます。

pa-radserver-ib Docker

このイメージにはすべての pa-radserver イメージの機能が RAD Server データベース(InterBase)と共に含まれています。pa-radserver-ib Dockerfile は、RAD サーバー ライセンス SLIP ファイルを許容するよう設定することができ、これにより、完全にライセンス許可された Docker コンテナを作成することができます。そうでなければ、pa-radserver-ib コンテナは、まずフォアグラウンド モードで実行し、RAD サーバー ライセンスを追加する必要があります。

RAD Server Docker 配置プロジェクト

カスタム RAD Server エンドポイントをリソース モジュールを介して稼働している RAD Server Docker コンテナ イメージに配置するには、RAD Studio プロジェクトが次で利用可能になっています:

Dockerfiles

PAServer (paserver) Dockerfile、RAD Server + PAServer (paserver) Dockerfile、および RADServer + PAServer + InterBase ( pa-radserver-ib ) Dockerfile は、それぞれ次のリンクに含まれており、Docker イメージを作成するためにビルド時に Docker によって使用される指示が含まれています。

Dockerfile は、PAServer の特定のバージョンに依存しており、これは Embarcadero からビルド時にダウンロードされます。これは、RAD Server 運用インストーラまたは PAServer アーカイブの URL を更新することで、今後のリリースをサポートするため更新される可能性があります。paserver のデフォルト パスワードは embtdocker に設定されています。


関連項目