プロパティ読み取りメソッド
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プロパティの読み取りメソッドは、パラメータを取らず（後述の場合を除く）、そのプロパティと同じ型の値を返す関数です。慣例により、この関数の名前は、プロパティ名の前に Get を付け加えたものになります。たとえば、Count というプロパティの読み取りメソッドは GetCount になります。プロパティ読み取りメソッドでは、内部記憶域のデータを必要に応じて操作して、プロパティの値を適切な型で生成します。
パラメータを取らないというルールの例外は、配列プロパティの場合と、インデックス指定子を使用するプロパティの場合だけです（「配列プロパティの作成」を参照）。どちらの場合も、インデックス値をパラメータとして渡します。なお、インデックス指定子を使用すると、複数のプロパティで共有される単一の読み取りメソッドを作成できます。インデックス指定子の詳細については、「Delphi 言語ガイド：インデックス」を参照してください。
読み取りメソッドを宣言しない場合、プロパティは書き込み専用になります。書き込み専用プロパティが使用されることは、ほとんどありません。