VCL フォームアプリケーションで直線を描画する

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この手順では,VCL フォームのイメージに 2 本の対角線を描画します。

  1. VCL フォームを作成する。
  2. 直線を描画する,フォームの OnPaint イベントハンドラを作成する。
  3. アプリケーションをビルドして実行する。

VCL フォームを作成しイメージを配置する

  1. [ファイル > 新規作成 > その他]の[Delphi プロジェクト > ]または[C++Builder プロジェクト]を選択し,[VCL フォームアプリケーション]アイコンをダブルクリックします。VCL フォームデザイナが表示されます。
  2. フォームビューで,必要であればフォームをクリックして,オブジェクトインスペクタに Form1 を表示します。

OnPaint イベントハンドラを作成する

  1. オブジェクトインスペクタの[イベント]タブで,Form1 OnPaint イベントをダブルクリックします。コードエディタが表示され,TForm1.FormPaint イベントハンドラブロックにカーソルが置かれます。
  2. 次のイベントハンドラコードを入力します。
with Canvas do
begin
MoveTo(0,0);
LineTo(ClientWidth, ClientHeight);
MoveTo(0, ClientHeight);
LineTo(ClientWidth, 0);
end;
Canvas->MoveTo( 0, 0 );
Canvas->LineTo( ClientWidth, ClientHeight );
Canvas->MoveTo( 0, ClientHeight );
Canvas->LineTo( ClientWidth, 0 );

プログラムを実行する

  1. [実行 > 実行]を選択します。
  2. アプリケーションが実行され,フォームに 2 本の対角線が表示されます。ヒント: ペンの色を緑色に変更するには,イベントハンドラコードの最初の MoveTo() 文の後に「Pen.Color := clGreen;」(Delphi)または「Canvas->Pen->Color = clGreen;」(C++)という文を挿入します。キャンバスやペンオブジェクトのほかのプロパティも使用してみてください。『Delphi 7 開発者ガイド』の「キャンバスオブジェクトのプロパティの使い方」を参照してください。

関連項目