メニュー項目の追加、挿入、削除

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以下の手順では、メニュー構造の作成にかかわる基本作業の実行方法について説明します。各手順では、メニュー デザイナ ウィンドウが開いていることを前提としています。開き方については「メニュー デザイナを開く」を参照してください。

設計時でのメニュー項目の追加

  1. メニュー デザイナを開いた直後は、メニュー バーの最初の場所が既に選択されています。
    MenuDesignerOpened.jpg
    メニューのキャプション(アプリケーションに表示されるラベル)の入力を始めます。
    キャプションを入力している間、入力した文字はメニュー デザイナに反映されませんが、[オブジェクト インスペクタ](Caption プロパティの値フィールド)には反映されます。
    メニュー デザイナに既存のメニューが表示されている場合は、メニュー項目を作成する場所を選択します。
  2. Enter キーを押します。Caption のテキストがメニュー デザイナに表示され、次のメニュー項目のプレースホルダが選択されます。たとえば、次に示すのは、キャプションに "File" と入力して Return キーを押した後のメニュー デザイナです(File メニューの最初の項目が現在の TMenuItem になっています)。
    MenuDesignerStep2.jpg
    メモ: TMenuItem の場合、Name プロパティを入力する前に Caption プロパティを入力すると、IDE によって Caption から Name が自動的に設定されます。その場合でも、[オブジェクト インスペクタ]で値をクリックして新しい値を入力するか既存の値を編集すると、Name プロパティを変更することができます。
    Caption プロパティを先に入力した場合は、矢印キーを使用して、今まで入力していたメニュー項目に戻ります。キャプションに入力した値に基づいて Name プロパティが Delphi によって自動的に入力されているのがわかります (「メニュー項目の命名」を参照)。
  3. 続けて、作成する新しいメニュー項目ごとに Name プロパティと Caption プロパティの値を入力します。あるいは Esc キーを押すとメニュー バーに戻ります。
    矢印キーを使用すると、メニュー バーからメニュー内に移動し、そしてリスト内のメニュー項目間を移動することができます。操作を完了するには、Enter キーを押します。メニュー バーに戻るには、Esc キーを押します。

メニューでの区切りバーの挿入

  1. メニュー デザイナで、区切りバーを挿入したい位置の下の項目を強調表示します。たとえば、コピーという項目を強調表示すると、区切りバーはメニュー内のコピーの項目の上に置かれます。
  2. メニュー デザイナを右クリックします。
  3. コンテキスト メニューから[区切りを挿入]を選択します。
  4. 区切りバーは基本的に 1 つのメニュー ノードであり、その[オブジェクト インスペクタ]Caption フィールドにはハイフンだけが含まれます。

空の新規メニュー項目の挿入

  1. メニュー項目にカーソルを置きます。
  2. キーボードの Insert を押すか、右クリックしメニュー デザイナのコンテキスト メニューから[Ins]([挿入])を選択します。
    メニュー バーでは選択された項目の左に、メニュー リストでは選択された項目の上に、新しい項目が挿入されます。

メニュー項目(メニュー コマンド)の削除

  1. 削除するメニュー項目にカーソルを置きます。
  2. キーボードの Delete を押すか、右クリックしメニュー デザイナのコンテキスト メニューから[Del]([削除])を選択します。

メモ: メニュー リストの一番下やメニュー バーの一番右に表示されるデフォルト プレースホルダは削除できません。このプレースホルダは実行時にはメニューに表示されません。

メニューの自動作成

また、メニュー デザイナではなくアクション リストを使用すれば、メニューを自動的に作成することも可能です。詳細は以下を参照してください。


関連項目