モデリングでのリファクタリング

提供: RAD Studio
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リファクタリングとは、既存のソース コードを書き換えて、その外部的な動作を変更せずに設計を改善することです。 リファクタリングでは、ソース コードの構造に主眼を置き、設計を変更することでコードを理解、保守、変更しやすいものにします。

リファクタリング機能は、ソース コードと UML モデルの両方に作用します。 リファクタリングを行うと、プロジェクトのソース コードと UML モデルの両方で一貫性が向上します。

すべてのリファクタリング操作は、コード エディタから使用することができます。 ただし、モデリング機能では、実装プロジェクトにおいていくつかのリファクタリング操作(「リファクタリングの概要」)をサポートしています。 以下に示すこれらの操作は、[ダイアグラム]ビューおよび[モデル ビュー]で実行することができます。

演算 説明

インターフェイスを抽出する

[インターフェイスの抽出...]コマンドでは、選択した 1 つ以上のクラスから新しいインターフェイスを作成します。 選択したクラスはそれぞれ、そのインターフェイスを実装しなければなりません。

スーパークラスを抽出する

[スーパークラスの抽出...]コマンドでは、選択したクラスのメンバから上位クラスを作成します。

変数をインライン化する

単純な式で一度だけ代入される一時変数がある場合、[変数のインライン化...]コマンドを使用すると、その変数の参照をすべてその式に置き換えることができます。

変数を導入する

新しい変数を作成します。

フィールドを導入する

新しいフィールドを作成します。

メンバを移動する

[移動...]は、静的メソッド、静的フィールド、および静的プロパティ(つまり静的メンバ)にのみ適用されます。

メンバのプル アップ
および
メンバのプッシュ ダウン

[メンバのプル アップ...]コマンドを使用すると、メンバ(フィールド、メソッド、プロパティ、イベント)をサブクラスからスーパークラスにコピーでき、必要なら抽象メンバにすることができます。 スーパークラスがない場合には、エラー メッセージが表示されます。
[メンバのプッシュ ダウン...]コマンドを使用すると、メンバ(フィールド、メソッド、プロパティ、イベント)をスーパークラスからサブクラスにコピーでき、必要なら抽象メンバにすることができます。 サブクラスがない場合には、エラー メッセージが表示されます。 インデクサはプッシュ ダウンの対象にできません。

安全な削除...

[安全な削除...]コマンドでは、削除したい要素がコードの中で使われていないかを検索します。


関連項目