リファクタリングの取り消し(Delphi)

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リファクタリング エンジンでは、バージョン管理メカニズム(ローカル ストライピング とも呼ばれる)が利用できます。これを利用すると、ソース コード ファイル内の名前変更を取り消すことができます。IDE は、現在のリファクタリング変更セットに含まれる、各ファイルの現在のタイムスタンプを記録します。このタイムスタンプは、ファイルの特定のローカル バージョンに対応します。取り消しコマンドを選択すると、IDE は、リファクタリングされたファイルを、そのタイムスタンプに一致するローカルのバックアップ ファイルに戻します。

ここで重要なのは、取り消しを実行すると、リファクタリング後にそのファイルに対して行ったすべての変更もロールバックされる点です。取り消しを適用する前に、取り消しの適用を確認する警告メッセージが表示されます。取り消しを適用すると、変更されたすべてのファイルで、リファクタリングが適用される前の状態に戻ります。リファクタリングを適用した後で、これらのファイルに行った変更はすべて失われます。

取り消しは、名前変更に対してのみローカル ストライピングを実行します。これは、名前変更が、複数のファイルに影響を与える唯一のリファクタリング操作だからです。

[メソッドの抽出...]、[フィールドの宣言...]、または [変数の宣言...] によるリファクタリングを取り消す場合は、コード エディタ で Ctrl-z(通常の取り消し)を実行するか、または、リファクタリング ウィンドウの 取り消し ボタンを使用します。

関連項目