[タイプ ライブラリ](Delphi)

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ツール > オプション... > 環境オプション > Delphi オプション > タイプ ライブラリ

このダイアログ ボックスでは、タイプ ライブラリ エディタのオプションを選択します。

項目 説明

[インポート時に特別な CoClass フラグを無視する]

ActiveX コントロールをインポートするとき、タイプ ライブラリのインポータでインポートされるのは、[非表示][アクセス制限]または[定義済み]と指定されていないで、[作成可能]と指定されている(実際には作成不可)CoClass だけです。オブジェクトを一般的に使用する目的の場合に、これらのフラグを設定する必要があります。ただし、内部アプリケーション専用でコントロールを作成する場合は、CoClass のラッパーを生成するためにフラグをオーバーライドできます。この場合、[インポート時に特別な CoClass フラグを無視する][非表示][アクセス制限]をオンにして、[作成可能]をオフにします(作成不可)。ActiveX コントロールをインポートするときに無視する CoClass のフラグを次に示します。

  • [定義済み]: クライアント アプリケーションは自動的に、このオブジェクトの単一のインスタンスを作成します。
  • [アクセス制限]: [アクセス制限]が指定された CoClass は COM オブジェクトにアクセスするツールによって無視されます。タイプ ライブラリによって公開されますが、使用するためのアクセスは制限されます。
  • [非表示]: インターフェイスは存在しますが、一般ユーザー向けのブラウザでは表示されません。
  • [作成可能]: インスタンスは CoCreateInstance で作成できます。

[SafeCall 呼び出しの割り当て]

Delphi で指定された宣言が、生成されたタイプ ライブラリの制限付きインターフェイス定義言語(RIDL)に変換されるときに、SafeCall と宣言される関数を判定します。SafeCall 関数は、エラーと例外処理、HRESULT エラー コードの例外への変換に対して自動的に COM 変換を実装します。RIDL に関数の宣言を入力する場合は、呼び出し規約を SafeCall または StdCall と明示的に指定する必要があります。

  • [すべての V-Table インターフェイス]: SafeCall は、すべてのインターフェイスで使用されます。
  • [デュアル インターフェイスのみ]: SafeCall は、デュアル インターフェイスでのみ使用されます。
  • [割り当てない]: SafeCall 呼び出し規約は使用されません。

safecall についての詳細は、System.SysUtils.ESafecallExceptionSystem.SafeCallErrorProcSystem.TObject.SafeCallException を参照。

[更新の表示]

[更新の適用]ダイアログ ボックスが開き、タイプ ライブラリを更新、保存、または登録を試行すると、ソースに対する変更案をプレビューで確認できます。このオプションがオフの場合は、タイプ ライブラリ エディタで変更すると、関連付けられたオブジェクトのソースが自動的に更新されます。

[タイプ ライブラリ エディタと RIDL に関するオプション]

項目 説明

[レジストリで参照済みタイプ ライブラリを検索]

.ridl ファイルの importlib 文では、タイプ ライブラリの完全パスを指定しません。このチェック ボックスがオンであるとき、タイプ ライブラリ エディタは、システムのタイプ ライブラリのレジストリでファイルを検索します。タイプ ライブラリ エディタの設計ペイン([使用するタイプ ライブラリ])で[すべてのタイプ ライブラリを表示]を使用して、登録済みのタイプ ライブラリのリストを表示できます。

[タイプ ライブラリに UTF8 で Unicode データを格納]

Unicode 識別子を使用するとき、UTF8 でのデータの保存を有効にする必要があります。さらに注意が必要なのは、Delphi や C++ のクライアントとサーバーのみで、Unicode 識別子を使用できるということです(つまりクライアントやサーバーが Embarcadero で開発されていないと、識別子が UTF8 エンコードと想定できない)。

[タイプ ライブラリに UTF8 データがあるかどうかをチェック]

このオプションは、タイプ ライブラリでの UTF8 データのデコードを有効にします。前のオプション(UTF8 で Unicode データを格納)がオンである場合は、このオプションもオンであることを確認してください。

[タイプ ライブラリの名前変更時に実装を更新]

タイプ ライブラリの名前を変更したときに、タイプ ライブラリの実装を更新します。これはタイプ ライブラリ エディタの[実装の更新]をクリックした場合と同様です。

[.ridl ファイルの保存時に実装を更新]

.ridl ファイルを保存するたびに、タイプ ライブラリの実装を更新します。これはタイプ ライブラリ エディタの[実装の更新]をクリックした場合と同様です。

関連項目