BDE 対応のデータセットの利用
メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)の使用は推奨されません。今後 BDE は機能拡張されません。たとえば、BDE では Unicode がサポートされていません。BDE を使用して新たに開発しないことをお勧めします。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。
BDE 対応データセットは、ボーランドデータベースエンジン(BDE)を使ってデータにアクセスします。このデータセットは、「データセットについて」で説明しているデータセットの共通機能を継承しており、BDE を使用してその機能を実行します。さらに、すべての BDE データセットには、以下の処理を目的とする、プロパティ、イベント、およびメソッドが追加されています。
BDE 対応データセットには、次の 3 種類があります。
- TTable:1 つのデータベーステーブルのすべての行と列を表すテーブルタイプのデータセット。 TTable に特有な機能については、「TTable の使い方」を参照してください。
- TQuery:SQL 文をカプセル化し、結果レコードが得られた場合はアプリケーションからそのレコードにアクセスできるようにする問い合わせタイプのデータセット。TQuery に特有な機能については、「TQuery の使い方」を参照してください。
- TStoredProc:データベースサーバー上に定義されたストアドプロシージャを実行するストアドプロシージャタイプのデータセット。TStoredProc に特有な機能については、「TStoredProc の使い方」を参照してください。
メモ: 以上の 3 種類の BDE 対応データセットのほかに、キャッシュアップデートに使用するための BDE 対応クライアントデータセット(TBDEClientDataSet)もあります。