Dinkumware 標準 C++ ライブラリ
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Dinkumware 標準 C++ ライブラリは、C++Builder が 32 ビット Windows、64 ビット Windows、OS X のターゲット プラットフォーム上のアプリケーションに使用する、C++ 標準ライブラリの実装です。
このライブラリには、ベクトル(vector)、リスト(list)、セット(set)、マップ(map)、ビットセット(bitset)などのコンテナが含まれています。また Dinkumware には、コンテナのソートやコンテナ内の検索といったよく使用する操作のアルゴリズムも含まれています。これらのアルゴリズムを実装するため、STL には、コンテナを操作するための 5 種類のイテレータ(入力、出力、順方向、逆方向、双方向)が含まれています。演算子をオーバーロードするために、ファンクタつまり関数オブジェクトも使用できます。
Dinkumware バージョン 6.50 は、次の Clang 拡張コンパイラをサポートするターゲット プラットフォーム上の C++ アプリケーション開発で特に利用できます:
セパレート STL バージョン
IDE では、C++ アプリケーションに設定されているターゲット プラットフォームと C++ コンパイラに基づいて、適切なバージョンの Dinkumware を自動的に追加します。 明示的に Dinkumware を include パスに追加してはいけません。
ライブラリのヘッダーの場所も、バージョンによって異なります。 depends on the version.
Dinkumware のバージョン | 場所 |
---|---|
5.01 |
|
6.50 |
|
ターゲット プラットフォーム | コンパイラ | Dinkumware のバージョン |
---|---|---|
32 ビット Windows |
5.01 | |
6.50 | ||
64 ビット Windows |
6.50 | |
OS X |
5.01 |
メモ: C++Builder は、現在のところ、モバイル プラットフォームにおける Dinkumware 標準 C++ ライブラリの使用をサポートしていません。