[Delphi クラス エクスプローラ]ウィンドウ

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[Delphi クラス エクスプローラ]では、宣言された型、クラス、インターフェイス、名前空間が階層構造に表示されたユーザー プロジェクトのユニット ファイルの間を簡単に移動でき、メンバ(フィールド、メソッド、プロパティ)の作成を自動化できます。

[Delphi クラス エクスプローラ]ウィンドウには次の 3 つのペインがあります。

  • 検索コントロール([Delphi クラス エクスプローラ]ウィンドウの上部の行)
  • クラス ビュー ペイン([Delphi クラス エクスプローラ]ウィンドウの中央部)
  • メンバ リスト ペイン


検索コントロール

検索コントロールは[Delphi クラス エクスプローラ]ウィンドウの上部の行にあります。 レンズ型アイコンがあります。

検索コントロールではクラス ビュー ペインでエンティティの場所をすばやく見つけられます。 文字列を入力すると、この文字列に名前が一致する、すべてのエンティティがクラス ビュー ペインに強調表示されます。 一致した、最初のエンティティが選択されます。

クラス ビュー ペイン

クラス ビューにはユーザーのプロジェクトで直接に使用されるユニットで宣言されたすべての名前空間、インターフェイス、クラス、型が表示されます。 選択したノードに従って、クラス ビューでは 3 種類のツリーを表示できます。

  • [派生型から基底型へ] -- このモードでは、クラス ビューではユーザーのプロジェクトで直接使用されたユニットで宣言されたすべての型、クラス、インターフェイス、グローバル スコープ(各ユニット用)を含むツリーが表示されます。 ツリーは、基底のクラス/インターフェイスから派生クラスに分岐します。
  • [基底型から派生型へ] -- このモードでは、クラス ビューではユーザーのプロジェクトで直接使用されたユニットで宣言されたすべての型、クラス、インターフェイス、グローバル スコープ(各ユニット用)を含むツリーが表示されます。 ツリーは、派生クラス/インターフェイスから基底クラスに分岐します。
  • [コンテナ] -- このモードでは、クラス ビューのツリーには、ユーザーのプロジェクトで直接使用されたすべてのコンテナ(ユニット/名前空間)がさらに表示されます。 ツリーのルート ノードはユーザーのプロジェクトで使用されているユニットに対応し、派生ノードはこれらのユニットで宣言された型、クラス、インターフェイス、グローバル スコープ(各ユニット用)に対応します。

クラス ビューではアルファベット順にツリーでノード(ユニット、クラス、インターフェイス、型)が表示されます。

ツリーのノードをクリックすると、ノードの展開と折りたたみを切り替えできます。 プラス アイコン アイコンは折りたたんだノードの前に表示され、マイナス アイコン アイコンは展開されたノードの前に表示されます。 ノードの前にアイコンが表示されない場合は、そのノードがターミナル ノード(つまりサブノードがない)であることを示します。

ノードをダブルクリックする(または Enter キーを押す)と、対応するソース ファイルがテキスト エディタにロードされ、選択項目の宣言場所にテキスト エディタのビューポートが示されます。

クラス ビューでは各種ノードを示す次のアイコンが表示されます。

アイコン 説明

プラス アイコン

折りたたまれたノード

マイナス アイコン

展開されたノード

名前空間アイコン

名前空間

クラス アイコン

クラス

インターフェイス アイコン

インターフェイス

レコード アイコン

レコード


メンバ リスト ペイン

メンバ リスト ペインは[Delphi クラス エクスプローラ]ウィンドウの下部にあります。 クラス ビュー ペインでノードの 1つを選択すると、メンバ リストにこのエンティティで宣言されたすべてのメンバのリストが表示されます。 メンバとは、フィールド、プロパティ、メソッドなどの言語項目です。 これらの項目はユーザーのプロジェクト ユニットのグローバル スコープやクラス、インターフェイスで宣言できます。

メンバ リストにはメンバがユニットで宣言された順序で表示されます。

メンバをダブルクリックする(または Enter キーを押す)と、対応するソース ファイルがテキスト エディタにロードされ、選択メンバの宣言場所にテキスト エディタのビューポートが示されます。

Shift キーを押しながらメンバをダブルクリックする(または Shift+Enter キーを押す)と、対応するソース ファイルがテキスト エディタにロードされ、選択メソッドの定義(実装)場所にテキスト エディタのビューポートが示されます。

メンバ リストでは各種メンバ(グローバルに宣言された項目)を示す次のアイコンが表示されます。

アイコン 説明

フィールド アイコン

フィールド

メソッド アイコン

メソッド

プロパティ アイコン

プロパティ


これらのアイコンの隣にメンバ リストではメンバの可視性を指定するアイコンを表示できます。

アイコン 説明

Published 項目アイコン

Published 項目

Protected 項目アイコン

Protected 項目

Strict protected 項目アイコン

Strict protected 項目

Strict private 項目アイコン

Strict private 項目


可視性アイコンがないメンバは public、private、またはグローバルで宣言されています。

[Delphi クラス エクスプローラ]のコンテキスト メニュー

[Delphi クラス エクスプローラ]ウィンドウで右クリックすると、次のコマンドを含むコンテキスト メニューが表示されます。

項目 説明

[フィールドの追加...]

[フィールドの追加]ダイアログ ボックスが開きます。

[プロパティの追加...]

[プロパティの追加]ダイアログ ボックスが開きます。

[オペレーションの追加...]

[オペレーションの追加]ダイアログ ボックスが開きます。

[削除]

選択されたノードを削除します。

[宣言に移動]

対応するソース ファイルがテキスト エディタにロードされ、選択クラス、フィールド、プロパティ、またはメソッドの宣言場所にテキスト エディタのビューポートが示されます。 選択した項目がクラス、フィールド、プロパティ、またはメソッドであるときに有効です。

[定義に移動]

対応するソース ファイルがテキスト エディタにロードされ、選択メソッドの implementation にテキスト エディタのビューポートが示されます。 選択した項目がメソッドであるときに有効です。

[取得アクセサ定義に移動]

対応するソース ファイルがテキスト エディタにロードされ、Getter 定義にテキスト エディタのビューポートが示されます。 選択した項目がプロパティであるときに有効です。

[設定アクセサ定義に移動]

対応するソース ファイルがテキスト エディタにロードされ、Setter 定義にテキスト エディタのビューポートが示されます。 選択した項目がプロパティであるときに有効です。

[使用箇所の検索...]

[使用箇所の検索]ダイアログ ボックスが開き、Delphi ソース コード プロジェクト内のクラス、メソッド、変数、オーバーライド メソッド、派生クラス、実装インターフェイスの使用箇所を検索できます。

関連項目