RAD Studio の新機能(Delphi for Win32 2007)
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メモ: このドキュメントは、以前のリリースについて説明しています。
RAD Studio は、Win32 用の Delphi アプリケーションを開発するための重要な新機能を提供します。
目次 |
IDE
- MSBuild: IDE は、これまでの内部メイク システムではなく、MSBuild ビルド エンジンをサポートするようになりました。既存のプロジェクトを開くと、IDE は自動的にプロジェクトを MSBuild 形式に変換し、プロジェクトの拡張子を変更します。また、RAD Studio コマンドプロンプト(Windows の[スタート]メニュー下に含まれている)や MSBuild.exe を使用して、コマンド ラインからプロジェクトをビルドすることもできます。
- ビルド イベント: プロジェクトをコンパイルする前や後に実行する DOS コマンドやマクロを指定できます。
- ビルド構成: [<プロジェクト名> のプロジェクト オプション]ウィンドウで、名前付きビルド構成を作成できるようになりました。名前付きビルド構成をプロジェクトまたはプロジェクト グループに適用するには、新たに導入されたビルド構成マネージャを[プロジェクト]メニューから使用します。
- Vista および XP のテーマ: IDE は Vista および XP のテーマをサポートするようになりました。テーマはデフォルトで有効になっていますが、アプリケーションごとに無効にすることができます。
- [プロジェクト マネージャ]での複数選択: [プロジェクト マネージャ]では、複数のファイルを選択した上で、コンテキスト メニューの[開く]、[上書き保存]、[名前を付けて保存...]、[プロジェクトから削除]の各コマンドを実行することができます。
- 新しいファイル ブラウザ: 新たに導入された[ファイル ブラウザ]を起動して、ディスク上のファイルを表示したり、Windows シェルを操作することができます。
デバッガ
- イベント ログのスクロールの回避:[ツール|オプション...|デバッガ オプション|イベント ログ]ページの新しいオプションを使用すると、新しいイベントが発生しても、イベント ログがスクロールしてそれらを表示しようとするのを避けることができます。
- CPU ウィンドウ: [逆アセンブル]、[CPU スタック]、[レジスタ]などの[CPU]ウィンドウの個々のペインを開くことができるようになりました。これら[CPU]ウィンドウの各ペインは、個別にドッキング可能です。必要に応じて、ペインをアンドックし、IDE の別の場所にドッキングすることができます。また、デバッグ セッションを終了すると、[CPU]ウィンドウが自動的に終了するようになりました。また、[逆アセンブル]ペインには、2 つの新しいオプション([オペコードの表示]と[アドレスの表示])が用意されています。
- [呼び出し履歴]ウィンドウ: 特定のフレームにブレークポイントを設定できるようになりました。
- ユーザー ブレークポイント以外を無視: IDE を使って明示的に設定していないブレークポイントをデバッガが無視するように設定できるようになりました。
- デバッグ用ソース パス:デバッグ用のソース パスはグローバルな設定になり、[プロジェクト|オプション...|デバッガ]ページで作成することができます。
- 新しいツールバー ボタン: [表示|ツールバー|カスタマイズ...|コマンド|カテゴリ|実行]を選択すると、[コマンド]リストに[言語の例外で通知]コマンドがアイコンと共に表示されます。このアイコンをクリックしてツールバーにドラッグすることで、簡単にアクセスできるようになります。
- 透明なツールチップ:デバッガ評価のツールチップを透明にするには、ツールチップが表示されたら Ctrl キーを押します。ツールチップを透明にすることで、ツールチップの背後の画面を確認できます。
データベース
多数の変更が行われ、RAD Studio のデータベース アプリケーション開発支援機能が強化されています。
dbExpress
Unicode サポートが、Oracle、Interbase、MySQL dbExpress の各ドライバに追加されています。
新しいドライバ クライアントが、Interbase 2007 と MySQL 4.1 および 5 に追加されています。
新しい dbExpress フレームワークが作成されました。このフレームワークを使用して、既存のドライバとやり取りしたり、dbExpress フレームワークの抽象クラスを拡張して新しいドライバを作成することができます。ネイティブ アプリケーションとマネージ アプリケーションの両方に、このフレームワークを直接使用できます。
デリゲート ドライバは、アプリケーションと実際のドライバの間に介在するドライバです。デリゲート ドライバにより、dbExpress フレームワークのすべてのパブリック メソッドとプロパティの前処理と後処理を行うことができます。デリゲート ドライバは、接続プール、ドライバ プロファイリング、トレース、および監査に役立ちます。デリゲート ドライバのサンプルが用意されています。
dbExpress VCL コンポーネントの API が若干変更されました。 ほとんどのアプリケーションは、dbExpress VCL の変更による影響を受けません。ただし、削除されたり、同じ機能を持つものと差し替えられたメソッド、プロパティ、イベント、定数、および列挙がいくつかあります。
また、ネイティブ アプリケーションとマネージ アプリケーションの両方に、このフレームワークをベースにした dbExpress VCL コンポーネントを使用することもできます。VCL コンポーネントに API のマイナーな変更があります。すなわち、Data.SqlExpr.TSQLConnection クラスのメソッドの変更、Data.SqlExpr.TSQLDataSet への新しいプロパティの追加、およびデータ構造の一部削除または置換です。詳細は、「dbExpress Framework Compatibility(dbExpress フレームワークの互換性)」を参照してください。
dbExpress ドライバ フレームワーク:
- 完全に Delphi 言語で記述されており、ドライバを Delphi で記述することができます。
- ポインタではなく、厳密に型指定されたデータ アクセスを使用します。たとえば、このフレームワークでは、文字列のポインタではなく、文字列(String)型を使用します。
- 単一ソース型です。つまり、ソースのただ 1 つのコピーをネイティブ DCC32 コンパイラかマネージ DCCIL コンパイラでコンパイルすることができます。
- ドライバ、接続、コマンド、リーダーなどに使用される抽象基底クラスだけが用意されています。
- エラー コードを返すのではなく、例外ベースのエラー処理を使用します。
VCL
AJAX:RAD Studio では、AJAX ベースの RAD による VCL for the Web の開発をサポートしています。
Microsoft Vista との互換性:RAD Studio には、Vista オペレーティング システムのルック アンド フィールと互換性のあるコンポーネント、クラス、メソッド、およびプロパティが用意されています。
新しいコンポーネント: 以下のコンポーネントがビジュアル コンポーネント ライブラリ(VCL)に新たに追加されています。
- TFileOpenDialog
- TFileSaveDialog
- TTaskDialog
新しいクラス: 以下のクラスが新たに追加されています。
- TCustomFileDialog
- TCustomFileOpenDialog
- TCustomFileSaveDialog
- TCustomTaskDialog
- TFavoriteLinkItem
- TFavoriteLinkItems
- TFavoriteLinkItemsEnumerator
- TFileTypeItem
- TFileTypeItems
- TTaskDialogBaseButtonItem
- TTaskDialogButtonItem
- TTaskDialogButtons
- TTaskDialogButtonsEnumerator
- TTaskDialogProgressBar
- TTaskDialogRadioButtonItem
メモ: 以下のリンクの中には、ヘルプ システムに存在しないため使用できないものも含まれています。また、現在のヘルプ システムにあるのは、これらトピックの最新バージョンだけです。