変数修飾子
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記憶クラス指定子キーワードの他に、宣言に修飾子を付けて識別子のある側面を変更することができます。利用可能な修飾子は、関数修飾子 にまとめられています。
以下の表は、呼び出し先の関数に付けられた修飾子がどのような効果を持つかをまとめたものです。修飾子ごとに、関数パラメータがスタックにプッシュされる順番を示します。その次には、呼び出したプログラム(呼び出し元)と呼び出された関数(呼び出し先)のどちらがスタックからパラメータをポップしなければならないかを示します。最後に、グローバル関数の名前に及ぼす影響を示します。
呼び出し規約:
修飾子 | パラメータのプッシュ | パラメータのポップ | 名前の変更(Cのみ) |
---|---|---|---|
__cdecl1 |
右から左 |
呼び出し元 |
'_' を先頭に追加 |
__fastcall |
左から右 |
呼び出し先 |
'@' を先頭に追加 |
__pascal |
左から右 |
呼び出し先 |
大文字 |
__stdcall |
右から左 |
呼び出し先 |
変更なし |
1. これがデフォルトの設定です。
メモ: メモ:__fastcall および __stdcall は、C++ では必ず名前が変形されます。詳細については BCC32 の -VC オプションを参照してください。