[Embarcadero デバッガ]

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このページを使用して、IDE のデバッガ オプションを設定します。

項目 説明

[複数の評価モジュール]

デバッグするプロセスに読み込まれる各モジュールに対して、対応する評価モジュール(C++ または Delphi)を使用することを指定します。たとえば、C++ パーソナリティで構築された dll を読み込む Delphi プログラムの場合、デバッグが C++ の dll の部分に進むと C++ 評価モジュールが使用されます。このオプションを選択しない場合は、アクティブなパーソナリティに対応する評価モジュールだけが使用されます。

[子プロセスもデバッグ対象とする]

デバッグ中のプロセスによって生成されるプロセスをデバッグします。このチェック ボックスをオンにしない場合、生成されるプロセスは実行されますが、デバッガに制御が移りません。

[ユーザー ブレークポイント以外を無視]

IDE を使って明示的に設定したブレークポイントでのみ停止します。このチェック ボックスをオンにした場合、ネイティブ デバッガは、ハードコードされた int 3 ブレークポイントと、Windows API メソッド DebugBreak を呼び出した結果生成されるブレークポイントを無視します。また、このチェック ボックスをオンにした場合は、ネイティブ アプリケーションの実行中に F12 キーを押しても、デバッガに切り替わりません。

このチェック ボックスをオフにすると、デバッガはユーザー ブレークポイント以外のブレークポイント(IDE を使って設定された以外のもの)でも停止します。このオプションを変更すると、変更はその場で有効になります。デフォルト値はオフです。

[継承の表示]

[デバッグ インスペクタ]ダイアログ ボックスの[データ]、[メソッド]、および[プロパティ]ペイン内の表示モードを切り替えます。表示モードには 2 種類あります。1 つは、クラス内のデータ メンバやプロパティを、継承されたものも含めすべて表示するモード、もう 1 つは、クラス内で宣言されたものだけを表示するモードです。クラス オブジェクトの場合は、上位クラスに含まれているすべてのメンバを表示するか、現在インスペクトしているオブジェクトを持つクラスで宣言されているメンバだけを表示するかを指定できます。

[名前順]

[デバッグ インスペクタ]のページをアルファベット順にソートします。このチェック ボックスがオフの場合、ページは宣言順にソートされます。ただし、このオプションは Delphi for Win32 プロジェクトでは無視されます。

[完全修飾名を表示]

継承されたメンバを完全修飾名で表示します。

[インスペクタを手前に表示]

アクティブではない場合でも、デバッグ インスペクタのすべてのウィンドウを一番上に表示します。

[デバッグ用シンボル検索パス]

RSM デバッグ ファイル(Delphi の場合)と TDS デバッグ ファイル(C++ の場合)のパスを指定します。これらのファイルは、一般に実行可能ファイルまたはダイナミック リンク ライブラリ(DLL)とともに格納されます。

[デバッグ用ソース パス]

ユニット ファイルがプロジェクトの検索パスまたはプロジェクトのソース パスで見つからなかったときに、次にデバッガが探しにいくディレクトリを指定するためのグローバル設定です。

ディレクトリは次の順番で検索されます。

  1. プロジェクトごとのソース パス [プロジェクト|オプション...|デバッガ]ページで指定)。
  2. [参照パス]。以下で指定します。
  3. グローバルのデバッグ用ソース パス(このオプション)。プロジェクト固有のソース パスが設定されていないプロジェクトの場合と、デバッグ中にプロジェクトが読み込まれていない場合に使われます。IDE にプロジェクトが読み込まれていない場合は、このオプションで指定されたディレクトリだけが検索されます。

[子ページ]

関連項目