表示: Delphi C++
表示設定

Boost ライブラリ

提供:RAD Studio
移動: 案内, 検索

C++ リファレンス への移動


目次

Boost ライブラリは、テンプレート メタプログラミングを使用して C++ 言語を大幅に拡張する、C++ ライブラリ群です。Boost バージョン 1.39 と 1.50.0 のサブセットを完全にテストし、C++Builder XE3 専用にあらかじめ構成したものが含まれています。

  • バイナリを必要とする関数向けに、バイナリがビルドされています。
  • Boost ライブラリのインクルード パスは設定済みであり、Boost コードに #pragma リンク行が指定されているため必要なライブラリがあれば自動的にリンクされます。

Boost ライブラリのインストールとアンインストール

64 ビット Windows 版についてのメモ: 64 ビット Windows 版 C++Builder と共にインストールする場合、Boost ライブラリを正常にインストールするには、ハードディスクに少なくとも 3 GB の空き領域が必要です。また、製品のインストールに 18 GB の空き領域が必要になる可能性があります。
  • 64 ビット Windows へのインストールの場合は、Boost 1.50.0(64 ビット Windows アプリケーション用)と Boost 1.39(32 ビット Windows アプリケーション用)の両方がインストールされます。
  • Boost 1.39 については、32 ビット Windows 用と OS X 用に別個のライブラリがインストールされます。

RAD Studio の製品インストーラでは、Boost ライブラリをインストールするかどうかを選択できます。Boost は、製品インストーラの機能選択ツリーに一覧表示される項目の 1 つになっています。Boost を有効にしておくと、別個の Boost インストーラが製品インストーラから起動され、Boost ライブラリがインストールされます。

(製品全体ではなく)Boost ライブラリだけをアンインストールする場合は、以下の手順のとおり、Boost インストーラを実行し[削除]オプションを選択します。

(製品ではなく)Boost ライブラリだけをアンインストールするには:

  1. Windows の[コントロール パネル]を開きます。
  2. [プログラムと機能]を選択します。
  3. [Boost Libraries for C++Builder <バージョン>]をダブルクリックします。Boost インストーラが起動します。
  4. Boost インストーラのウェルカム ページで、[削除]オプションを選択し[次へ >]をクリックします。
  5. [アンインストール準備完了]ページで、[次へ >]をクリックします。

Boost ライブラリのインストール場所

Boost ライブラリのバージョンと、その使用先となるターゲット プラットフォームおよびインストール先となる開発システム(RAD Studio のインストール先)を以下の表に示します。

Boost バージョン ターゲット プラットフォーム 開発システム

Boost バージョン 1.39

  • 32 ビット Windows ターゲット プラットフォーム
  • Mac OS X ターゲット プラットフォーム
  • 32 ビット Windows 開発システム
  • 64 ビット Windows 開発システム

Boost バージョン 1.50.0

  • 64 ビット Windows ターゲット プラットフォーム
  • 64 ビット Windows 開発システム

Boost バージョン 1.39

インクルード ディレクトリ

Boost バージョン 1.39 の場合、典型的なインクルード ディレクトリは以下のとおりです。

  • 32 ビット開発システムの場合:
 C:\Program Files\Embarcadero\RAD Studio\<n.n>\include\boost_1_39\boost
  • 64 ビット開発システムの場合:
 C:\Program Files (x86)\RAD Studio\<n.n>\include\boost_1_39\boost

ランタイム ライブラリ

32 ビット Windows ターゲット プラットフォームの場合、Boost バージョン 1.39 のライブラリは通常、以下の場所にインストールされます。

 C:\Program Files\Embarcadero\RAD Studio\<n.n>\lib\Win32\release

Mac OS X ターゲット プラットフォームの場合、Boost バージョン 1.39 のライブラリは以下のディレクトリにインストールされます。

 C:\Program Files (x86)\Embarcadero\RAD Studio\<n.n>\lib\osx32\release

64 ビット Windows ターゲット プラットフォームの場合、Boost バージョン 1.39 のライブラリは以下の場所にインストールされます。

 C:\Program Files (x86)\Embarcadero\RAD Studio\<n.n>\lib\Win32\release

ファイル名の例

Windows 版の Boost バージョン 1.39 の場合は、ファイルそのものが非常に多いのでそれらを列挙できませんが、OS X ターゲット プラットフォームの場合は、Boost ライブラリのファイル名は以下のようになります。

libboost_date_time-bcb-mt-1_39.a
libboost_math_c99-bcb-mt-1_39.a
libboost_math_c99f-bcb-mt-1_39.a
libboost_regex-bcb-mt-1_39.a
libboost_signals-bcb-mt-1_39.a
libboost_system-bcb-mt-1_39.a

Win32 ターゲット プラットフォームの場合、ライブラリのファイル拡張子は .lib です。

Boost バージョン 1.50.0

Boost バージョン 1.50.0 は 64 ビット Windows ターゲット プラットフォームにのみ使用されます。

インクルード ディレクトリ

Boost バージョン 1.50.0 の場合、典型的なインクルード ディレクトリは以下のとおりです。

C:\Program Files (x86)\Embarcadero\RAD Studio\<n.n>\include\boost_1_50\boost

ランタイム ライブラリ

64 ビット ターゲット プラットフォームの場合、Boost バージョン 1.50.0 のファイルは通常、以下の場所にインストールされます。

C:\Program Files (x86)\Embarcadero\RAD Studio\<n.n>\lib\win64\release

ファイル名の例

バージョン 1.50.0 のファイル自体があまりに多すぎて一覧できませんが、たとえば、以下のファイルがあります。

libboost_chrono-bcb-1_50.a
libboost_date_time-bcb-1_50.a
libboost_math_c99-bcb-1_50.a
libboost_prg_exec_monitor-bcb-1_50.a
libboost_random-bcb-1_50.a
libboost_unit_test_framework-bcb-1.50.a

Windows 用 Boost ライブラリのインクルード

C++ アプリケーションでは、アプリケーションのターゲット プラットフォームに一致する適切なバージョンの Boost を使用します。たとえば、アプリケーションのターゲット プラットフォームが 64 ビット Windows の場合は、Boost バージョン 1.50.0 が使用されます。32 ビット Windows ターゲット プラットフォームの場合は、Boost バージョン 1.39 が使用されます。なお、ターゲット プラットフォームという用語は、[プロジェクト マネージャ]における[ターゲット プラットフォーム]ノードの現在の設定を意味します。

Boost 1.39 のインストールでは、たとえば、Boost minmax ライブラリが algorithm ディレクトリにインストールされます。32 ビット Windows をターゲットとするアプリケーションで minmax を使用するには、コードに以下のように指定する必要があります。

#include <boost/algorithm/minmax.hpp>

このコマンドでは、algorithm ディレクトリに含まれる minmax ライブラリをインクルードしています。Boost 1.50.0 のディレクトリ構造は、これとは異なる可能性があります。

Boost ライブラリのパスは以下の環境変数で指定されます。

  • CG_BOOST_ROOT(32 ビット Windows システムの場合)
  • CG_64_BOOST_ROOT(64 ビット Windows システムの場合)

これらの変数は、[ツール|オプション...|環境オプション|環境変数ダイアログ ボックスで設定されます。

Mac OS X アプリケーション用 Boost ライブラリのインクルード

Mac OS X アプリケーションの開発には、OS X 用 Boost ライブラリを使用できますが、これらはデフォルトでは、開発用コンピュータの以下の場所にプログラム ファイルとしてインストールされています。

 Embarcadero\RAD Studio\<n.n>\lib\osx32\release\

OS X ターゲット プラットフォームの場合は、.a ファイルがライブラリ ファイルになります。たとえば、$(BIN)\llib\osx32\release ディレクトリには、date_time、math_c99/math_c99f、regex、signals、system などをファイル名の一部とする .a ファイルが含まれています。使用可能な OS X Boost ヘッダーの詳細については、Boost インストール ディレクトリ $(BIN)\lib\osx32\release のサブディレクトリを調べてください。

上記の例(Windows 用)で示したのと同じ #include コマンドを使用すると、プロジェクトに Mac OS X 用の Boost ライブラリもインクルードできます。

Boost ライブラリのドキュメント

Boost ライブラリのヘルプを参照するには、以下にアクセスしてください。

関連項目

他言語版