MDI アプリケーション
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ウィザードを使用して、新しい MDI アプリケーションを作成するには:
- [ファイル|新規作成|その他...]をクリックして、[項目の新規作成]ダイアログを起動します。
- Windows フォルダを Delphi または C++ Builder ドロップダウンから選択します。
- [MDI アプリケーション]を選択して、[OK]をクリックします。
MDI アプリケーションの設計は、SDI アプリケーションよりも、多くの準備を必要とし、幾分複雑です。 MDI アプリケーションは、クライアント ウィンドウ内に複数の子ウィンドウを生成します。つまり、メイン フォームが複数の子フォームを含みます。 TForm オブジェクトの FormStyle プロパティを設定して、フォームが子フォーム(fsMDIChild)またはメイン フォーム(fsMDIForm)なのかを指定します。子フォームの基底クラスを 1 つ決定し、このクラスから各子フォームを派生させるのは良い考え方で、子のフォームのプロパティをリセットしなければならなくなるのを回避することができます。
多くの場合、MDI アプリケーションのメイン メニューにはウィンドウ ポップアップがあります。これには、カスケード 、タイルなど、さまざまなスタイルで複数のウィンドウを表示する項目があります。 子ウィンドウが最小化されると、そのアイコンは MDI の親フォームに配置されます。
ウィザードを使用せずに、新しい MDI アプリケーションを作成するには:
- メイン ウィンドウ フォームまたは MDI 親ウィンドウを作成します。 その FormStyle プロパティを fsMDIForm に設定します。
- 次を含むメイン ウィンドウのメニューを作成します:
- [ファイル|開く]
- [ファイル|上書き保存]
- [ウィンドウ]([重ねて表示]、[並べて表示]、[アイコンの整列]を入れる)
- MDI 子フォームを作成し、FormStyle プロパティを fsMDIChild に設定します。
MDI 子フォームは、Windows 10 および 11 システム下ではフラットな枠であり、clBtnFace 色と互換性のある固定されたデフォルト システム色を使用します。
子ウィンドウの枠の処理を無効にするには、グローバル設定 ChangeChildFormSystemBorder を使用することができます。