定義済みのアクション クラス

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アクション リストを使用した VCL アクションの処理 への移動


[標準アクションの新規追加...]アクション リスト エディタアクション マネージャ エディタ(VCL でのみ利用可能)で)を選択することで、アプリケーションに定義済みアクションを追加することができます。[標準アクション クラス] ダイアログ ボックス が開き、定義済みアクション クラスおよび関連する標準アクションの一覧が表示されます。

FireMonkey フレームワークと VCL フレームワークに付属している定義済みアクション セットは異なります。これらは、自動的にアクションを実行するオブジェクトです。

FireMonkey の定義済みアクションは、FMX.StdActns ユニットで宣言されています。

VCL の定義済みアクションは、Vcl.StdActns ユニットで宣言されています。 これらは、次のカテゴリで整理されています:

クラス 説明

編集

標準の編集アクションです。 編集コントロールがターゲットの場合に使用されます。 ExecuteTarget メソッドをオーバーライドして、クリップボードを使用したコピー、切り取り、貼り付けの処理をそれぞれに実装する下位クラスの基底クラスが TEditAction です。

書式設定

標準の書式設定アクションです。 リッチ テキストで使用され、太字、斜体、下線、取り消し線などのテキスト書式設定オプションを適用します。 ExecuteTarget メソッドと UpdateTarget メソッドをオーバーライドしてターゲットの書式設定をそれぞれに実装する下位クラスの基底クラスが TRichEditAction です。

ヘルプ

標準のヘルプ アクションです。 任意のターゲットで使用されます。 ExecuteTarget メソッドをオーバーライドしてヘルプ システムにそれぞれコマンドを渡す下位クラスの基底クラスが THelpAction です。

ウィンドウ

標準のウィンドウ アクションです。 MDI アプリケーションでフォームをターゲットとする場合に使用されます。 ExecuteTarget メソッドをオーバーライドして MDI 子フォームの配置、カスケード、クローズ、タイル表示、最小化をそれぞれに実装する下位クラスの基底クラスが TWindowAction です。

ファイル

ファイル アクションです。 [ファイル|開く...]、[ファイル|実行...]、[ファイル|終了]などのファイル操作で使用されます。

検索

検索アクションです。 検索オプションで使用されます。 TSearchAction では、ユーザーが検索文字列を入力して編集コントロールを検索できるモードレス ダイアログを表示するアクションの共通動作を実装しています。

タブ

タブ コントロール アクションです。 ウィザードの[前へ]ボタンや[次へ]ボタンなどのように、タブ コントロール上でタブ間を移動するのに使用されます。

リスト

リスト コントロール アクションです。 リスト ビューでの項目の管理に使用されます。

ダイアログ

ダイアログ アクションです。 ダイアログ コンポーネントで使用されます。 TDialogAction では、実行時にダイアログを表示するアクションの共通動作を実装しています。 各下位クラスは特定のダイアログを表します。

インターネット

インターネット アクションです。 インターネットでの閲覧、ダウンロード、メール送信などの機能に使用されます。

データセット

データセット アクションです。 データセット コンポーネントをターゲットとする場合に使用されます。 ExecuteTarget メソッドと UpdateTarget メソッドをオーバーライドしてターゲットのナビゲーションおよび編集をそれぞれに実装する下位クラスの基底クラスが TDataSetAction です。TDataSetAction には、そのデータセットでアクションが必ず実行されるようにする DataSource プロパティが導入されています。 DataSource が nil の場合は、現在フォーカスのあるデータ対応コントロールが使用されます。

ツール

ツール: ツール カテゴリに属するのは、アクション バンドのカスタマイズ ダイアログを自動的に表示するための TCustomizeActionBars などの追加ツールです。

オンライン ヘルプでは、アクション オブジェクトはすべて、アクション オブジェクト名の項目で説明されています。

関連項目