デバッガ ビジュアライザ
出典: RAD Studio XE2
アプリケーションのデバッグ:インデックス への移動
デバッガでは、データのカスタム ビューを提供する 2 種類のデータ ビジュアライザをサポートするようになりました。 対象のタイプ ライブラリに関連付けられたバージョン番号です。 たとえば、製品で利用可能な TDateTime ビジュアライザは、TDate、TTime、および TDateTime データにのみ作用します。
ビデオ RAD Studio 2010 におけるデバッガ ビジュアライザ(英語) でも、ビジュアライザについて紹介しています。
目次 |
ToolsAPI がサポートするデバッガ ビジュアライザ
製品の一部としてインストール済みのビジュアライザの他に、独自のプラグイン データ ビジュアライザを作成できます。 独自のビジュアライザを開発するときに、特定のデータ型とすべての下位型に適用するビジュアライザを指定できます。 Tools API の以下のインターフェイスは、ここで説明する 2 種類のビジュアライザをサポートします。
- IOTADebuggerVisualizer
- IOTADebuggerVisualizerValueReplacer
- IOTADebuggerVisualizerExternalViewer
ビジュアライザの種類: 値の変換および外部ビューア
デバッガ ビジュアライザには、値の変換と外部ビューアの 2 種類があります。
値の置換ビジュアライザ
この種類のビジュアライザは、組み込み評価モジュールから返される値を、わかりやすい値に置き換えます。
各データ タイプに関連付けることのできる値の置換ビジュアライザは 1 つのみです。 そのため、あるデータ型に対する値の置換ビジュアライザがあると、データはそのデバッガ ビジュアライザにより自動的に処理されます。 その場合、さまざまなデバッガ ウィンドウにはそのビジュアライザが呼び出されたことは示されません。 しかし、[ツール|オプション...]の[ビジュアライザ]ページでビジュアライザの有効化/無効化を行えます。
TDateTime ビジュアライザ
Delphi および C++ の TDateTime ビジュアライザは、SysUtils から DateTimeToStr 関数を使用して、TDateTime 値を表す Double 値を置き換えます。 以下の表に、TDateTime 値と TDateTime ビジュアライザからの出力を合わせて示します。 出力はロケールに基づいて行われ、表示されるデータはそれぞれのロケールと現在の ShortDateFormat および LongTimeFormat グローバル変数によって異なります。
| 生の TDateTime 値 (Double) | TDateTime ビジュアライザ からの値 |
|---|---|
|
2.75 |
1/1/1900 6:00 pm |
|
-1.25 |
12/29/1899 6:00 am |
|
10894.395833 |
10/28/1929 9:29:59 AM |
std::string および std::wstring ビジュアライザ
C++ に対し、排他的な 2 つの値の置換ビジュアライザがあります(std::string および std::wstring)。 これらのビジュアライザは、実際の文字列を自動的に表示するので、実際の文字列値を探して、クラス内部を確認する必要はありません。
外部ビューア ビジュアライザ
この種類のビジュアライザは、別のウィンドウまたはビューアにデータを表示します。 たとえば、TStrings/TStringList ビジュアライザは、別のリストビューにリストに含まれる実際の文字列を表示します。 ビジュアライザがなければ、デバッガはデータ構造の内部を表示します。
アイコンは、フィールド内のデータに対して外部ビューア ビジュアライザが利用できるときに、ビジュアライザを使用できるウィンドウに表示されます。 利用できる外部ビューア ビジュアライザを表示して選択するには、
の下矢印をクリックします。 ほとんどの場合、データ項目を右クリックして、コンテキスト メニューから [ビジュアライザ]を選択することもできます。
デバッガ ビジュアライザとやり取りする場所
アプリケーションのデバッグ中は、インストール済みのデバッガ ビジュアライザを使用できます。 デバッガ ビジュアライザは、次の場合に有効になります。
- 値の置換型ビジュアライザ(TDateTime や c::string/wstring)が特定の型の生データを、別のもっとわかりやすい形式に自動的に変換します。
- 外部ビューア型のビジュアライザは、通常、ビジュアライザで操作可能なデータを含むフィールドに
アイコンを表示し、ほとんどのウィンドウにも、[ビジュアライザ]コンテキスト メニューが表示されます。
IDE 内でデバッガ ビジュアライザが使用できる場所は、次のとおりです。
- [監視式一覧]ウィンドウ
- [ローカル変数]ウィンドウ
- [デバッグ インスペクタ]
- [評価/変更]ダイアログ ボックス - ツールバー ボタン
- 評価モジュール ツールチップ - デバッグ セッション中に変数の上にマウスを置いたとき、ビジュアライザが有効になっていて、そのデータ型に対するビジュアライザが利用できる場合には、ツールチップにビジュアライザから得たデータが表示されます。 このことは、両方のビジュアライザにあてはまります。
特定のビジュアライザの有効化/無効化は、[ツール|オプション...|デバッガ オプション|ビジュアライザ] で行えます。
関連項目
- [ビジュアライザ]([ツール|オプション...]ページ)
- デバッガ ビジュアライザの有効化/無効化
- 外部ビューア ビジュアライザの呼び出し
- ビデオ:RAD Studio 2010 におけるデバッガ ビジュアライザ(英語)