RAD Studio によって生成されるファイルの拡張子

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RAD Studio で生成されるファイルの拡張子の一覧を以下の表に示します。

メモ: MSBuild ではすべてのプロジェクト ファイルに対して拡張子の最後に 'proj' が必要です(つまり、MSBuild では、マスク *.*proj を使用)。

上記の表の "VCS で管理" 列に記載されている値について、次の表で説明します。

説明

はい

このファイルをバージョン管理下に置く必要があります。

いいえ

このファイルをバージョン管理下に置いてはいけません。

任意

このファイルをチーム全体で使用することを望む場合は、ファイルをバージョン管理下に置くことができますが、ファイルを他人に公開しないようにすることもできます。

たとえば、プロジェクトの CodeGuard オプションをすべてのチーム メンバ間で共通化する場合は、生成された .cgi ファイルをバージョン管理下に置くことができます。各チーム メンバにプロジェクトの CodeGuard 設定を独自に管理させる場合は、.cgi ファイルをバージョン管理システム(VCS)に追加してはいけません。

ビルド可能でない場合

アプリケーションをビルドするのにこのファイルが必要で、かつプロジェクトでアプリケーションをビルドしない場合にのみ、このファイルをバージョン管理下に置く必要があります。

たとえば、サードパーティ製のバイナリ ライブラリ ファイルのソースを持っていない場合や、プロジェクトでそれらのライブラリをビルドしない場合には、それらのライブラリ ファイルをバージョン管理下に置く必要があります。一方、プロジェクトでライブラリをビルドする場合は、そのライブラリから生成されたバイナリをバージョン管理システムに保管する必要はありません。

ファイル拡張子 説明 VCS で管理
a

Clang ベースの C++ コンパイラによって生成される静的ライブラリ ファイル(ELF 形式)(パッケージ静的ライブラリ ファイル)など)。

詳細は、以下を参照。

ビルド可能でない場合

apk

Android アプリケーション パッケージ ファイル。「署名済み Android アプリケーションの配置」を参照。

いいえ

bdsproj

BDS 2006 以前のプロジェクト オプション ファイル(その後 .dproj および .cbproj に変わりました)。

はい

bdsgroup

BDS 2006 以前のプロジェクト グループ。

はい

bpi

パッケージ インポート ライブラリ ファイル

ビルド可能でない場合

bpl

パッケージ共有ライブラリ ファイル

いいえ

cbproj

C++ プロジェクト ファイル。コンパイラとリンカの設定、ディレクトリ、条件指令、コマンドライン パラメータなど、プロジェクト オプションの現在の設定が含まれます。(これらのオプションは、[プロジェクト|オプション....]を使用して設定)。コンパイルすると、.exe.dll、または .ocx ファイルが生成されます。

はい

cfg

コマンドライン コンパイルで使用されるプロジェクト構成ファイル。以下のファイルが使われます。

  • dcc32.exe の場合は dcc32.cfg
  • dcc64.exe の場合は dcc64.cfg
  • dccosx.cfg は dccosx.exe 用です }}

たとえば 32 ビット Windows であれば、Delphi コンパイラは、コンパイラの実行可能ファイルが入っているディレクトリで dcc32.cfg を検索します。次に現在のディレクトリで dcc32.cfg を、最後にプロジェクト ディレクトリで <プロジェクト名>.cfg を検索します。コマンドラインで「dcc32 <プロジェクト名>」と入力すると、IDE で指定されているオプションと同じオプションを使ってプロジェクトをコンパイルできます。

任意

cgi

CG32.cgi ファイルは CodeGuard の構成情報です。CodeGuard は、静的にリンクされた C++ 実行可能ファイルにおけるメモリの上書きを追跡するためのユーティリティです。「CodeGuard を使用する」を参照。

任意

cgl

CodeGuard では、<プロジェクト名>.cgl というログ ファイルを生成します。「CodeGuard 概要」を参照。

いいえ

cpp

C++ 実装ファイル

はい

csm

C++Builder 5 など、古いバージョンの C++Builder の C++ プリコンパイル済みヘッダー ファイル

任意

d

C++ 依存ファイル

いいえ

dcp

Delphi コンパイル済みパッケージ ファイル

ビルド可能でない場合

dcu

Delphi コンパイル済みユニット ファイル

いいえ

dct

RAD Studio でコンポーネント テンプレートに加えた変更はすべて C:\Users\<username>\AppData\Roaming\Embarcadero\BDS\23.0\bds.dct に格納されます。

いいえ

deployproj

プロジェクトの配置マネージャ構成ファイル。

はい

dfm

Windows VCL フォーム ファイル。

はい

dll

ダイナミック リンク ライブラリ ファイル。詳細は、「パッケージと DLL の作成」を参照。

ビルド可能でない場合

dpk

Delphi パッケージ ソース ファイル

はい

dpr

Delphi プロジェクト ソース。コンパイルすると、.exe.dll、または .ocx ファイルが生成されます。

はい

dproj

IDE によって作成される Delphi プロジェクト ファイル。コンパイラとリンカの設定、ディレクトリ、条件指令、コマンドライン パラメータなど、プロジェクト オプションの現在の設定が含まれます。これらのオプションは、 [プロジェクト|オプション...]を使って設定します。このファイルは、コマンドライン コンパイラを使ってコマンドラインからプロジェクトをコンパイルする場合には使用されません。

はい

drc

Delphi リソース 文字列ファイル

いいえ

dres

Delphi コンパイル済みリソース ファイル。アイコンや画像などのリソースをプロジェクトに追加すると、この拡張子が使用されます。.dres ファイルを使用するのはリンク時だけです。

いいえ

dsk

[プロジェクト デスクトップ][ツール|オプション...|環境オプション|自動保存の設定]セクション)オプションがオンの場合に、プロジェクト デスクトップを保存するために使用されるファイル。

いいえ

dst

IDE ツールバーのデスクトップ コンボ ボックスで設定されるデスクトップ スピード設定を保存するために使用されるファイル。

いいえ

dwo

Windows 64 ビット Clang 拡張 C++ コンパイラによって生成されるデバッグ情報を保有するスプリット DWARF オブジェクト ファイル。詳細については、「スプリット DWARF」を参照してください。

いいえ

dSYM

dSYM デバッグ ファイル

ビルド可能でない場合

dylib

macOS プラットフォーム用にコンパイルされた動的ライブラリ(.dll)またはパッケージ(.bpl)。 「マルチデバイス アプリケーション:インデックス」および「マルチデバイス ターゲットの出力ファイル」を参照。

ビルド可能でない場合

dylib.rsm

Delphi for macOS のリモート デバッグ シンボル ファイル。 .rsm を参照。

ビルド可能でない場合

entitlements

Apple アプリケーションの資格ファイル

いいえ

exe

Windows 実行可能ファイル。

ビルド可能でない場合

exe.incr

インクリメンタル ビルド情報。

ビルド可能でない場合
任意

fmx

マルチデバイス フォーム ファイル。「FireMonkey アプリケーションの作成」を参照。

はい

fsf

FireMonkey バイナリ形式ファイル。.style ファイルと同様。「FireMonkey アプリケーションをスタイルでカスタマイズする」を参照。

ビルド可能でない場合

groupproj

プロジェクト グループ。

はい

h

C++ ヘッダー ファイル

はい

hpp

C++ ヘッダー ファイル

はい

i

C++ プリプロセッサ出力(デフォルトでは保存されない)。 各 C++ 実装ファイルとそれにインクルードされているすべての C++ ヘッダー ファイルは、プリプロセッサ処理により .i ファイルになります。

いいえ

identcache

リファクタリングに使用される情報。

いいえ

ilc
ild
ilf
ilr
ils

C++ インクリメンタル リンクの状態ファイル

いいえ

info.plist

Apple アプリケーションの情報ファイル

いいえ

ipa

iOS アプリケーションのアプリケーション アーカイブ ファイル。プラットフォーム構成が[アドホック]または[アプリケーション ストア]の場合生成されます。「iOS アプリケーションをアドホック配布用に配置する」および「iOS アプリケーションを App Store への提出用に配置する」を参照。

いいえ

lib

次のいずれかです。

ビルド可能でない場合

local

ユーザー固有のプロジェクト オプション。

いいえ

map

マップ デバッグ ファイル

いいえ

nfn

トランスレーション ツールによって管理されるファイル。トランスレーション マネージャに表示される変換文字列などのデータが含まれます。アプリケーション内のフォームとターゲット言語ごとに個別の .nfn ファイルが存在します。

任意

o

C++ オブジェクト ファイルまたはコンパイル済みトランスレーション ユニット。

ビルド可能でない場合

obj

C++ オブジェクト ファイルまたはコンパイル済みトランスレーション ユニット。

ビルド可能でない場合

ocx

アクティブ フォーム ウィザードによって作成される OCX(OLE Control eXtension)。

ビルド可能でない場合

optset

名前付きオプション セット ファイルで、プロジェクトから分離された構成オプションを保存します。「オプション セットの概要」を参照。

はい

otares

XE2 より前のプロジェクトをアップグレードしたときに生成される不明なリソースを含んだファイル (不明なリソースとは、バージョン情報、アイコン、マニフェスト、スタイルなど、ビルド構成に含まれないリソースのことです)。

はい

pas

Delphi ソース ファイル

はい

pch

C++ のプリコンパイル済みヘッダー ファイル

任意

pdi

C++ パッケージの依存関係情報ファイル

いいえ

plist

プロパティ リスト ファイル。 プロパティ リストは、ターゲット プラットフォームが macOS、iOS デバイス - 32 ビット、iOS デバイス - 64 ビット、iOS シミュレータのいずれかの場合に生成されます。 「マルチデバイス アプリケーションのコンパイルとビルド」を参照。

RAD Studio では、以下のプロパティ リスト ファイルを生成します。

いいえ

profile

リモート システムで動作するプラットフォーム アシスタントへの接続を記述した接続プロファイル(macOS または iOS をターゲット プラットフォームとする、マルチデバイス アプリケーション開発の場合)。

いいえ

res、rc

コンパイル後およびコンパイル前のリソース ファイル。

ビルド可能でない場合

ridl

制限付きインターフェイス定義言語。タイプ ライブラリ エディタで使用されるテキスト ベースのファイル。

はい

rps

ITE/ETM トランスレーション リポジトリの従来の拡張子。読み取り専用アクセスの場合にサポートされています。トランスレーション リポジトリは .tmx ファイルとして保存されるようになりました。

任意

rsp

C++ リンカによって使用される応答ファイル。

はい

rsm

RSM デバッグ ファイル、Delphi プロジェクトでリモート デバッグに使用。[プロジェクト|オプション...|Delphi コンパイラ|リンクにある、[リモート デバッグ シンボルを含める]オプションによって有効になります。

ビルド可能でない場合

sdk

ターゲット プラットフォーム、およびそのプラットフォーム用のアプリケーションを構築するのに必要なファイルが組み合わさったものを記述した SDK

いいえ

so

Unix 系のシステム(macOS や Linux など)での共有ライブラリのファイル拡張子。

Android 向けのマルチデバイス アプリケーションをビルドする場合、RAD Studio は Linux ベースの Android のようにプロジェクト ロジックを実装するファイル拡張子の付いた共有ライブラリを生成します。

ビルド可能でない場合

stat

RAD Studio では、プロジェクトを閉じたときに <プロジェクト名>.stat ファイルとしてプロジェクトの統計情報が保存されます。このファイルをバージョン管理の対象に含めることもできます。

任意

style

FireMonkey 形式ファイル。「FireMonkey アプリケーションをスタイルでカスタマイズする」を参照。

はい

sym

シンボル ファイル。C++Builder では、tlibimp.sym を使用してタイプ ライブラリ内のシンボル名をマッピングします。詳細は、「タイプ ライブラリ内のシンボル名のマッピング」を参照。

はい

targets

ビルド プロセスを変更するためにプロジェクトに加えられた MSBuild 準拠の XML 形式ターゲット ファイル。これには他の情報とともに MSBuild スクリプトが含まれます。

はい

tds

TDS デバッグ ファイル

ビルド可能でない場合

tgproj

モデリング設計プロジェクト。

はい

tlb

タイプ ライブラリ。

ビルド可能でない場合

tmx

トランスレーション リポジトリでは、XML 形式の .tmx ファイルにデータを格納します。複数の .tmx ファイルを保存することで、複数のリポジトリを維持管理できます。「IDE におけるトランスレーション マネージャ」を参照。

任意

todo

プロジェクトの ToDo リスト。

はい

tvsconfig

モデリング構成ファイル。

いいえ

txvpck、txvcls

モデル図の情報。

はい

vsf

VCL スタイル ファイル。[アプリケーション|表示]ページで有効にします。

はい

vlb

ビジュアル LiveBinding ファイル。「LiveBinding デザイナ」を参照。

いいえ

xml

XML は、データ ファイル用のマークアップ言語です。RAD Studio が生成する XML ファイルの例をいくつか以下に示します。

任意

#nn

この #nn は #00、#01、#02 など。C++ デバッグ タイプ ファイル

ビルド可能でない場合

関連項目