IBConsole を使用した SQL の実行
InterBase クイック スタート:Part II - データ定義 へ戻る
このセクションでは、SQL 文を入力、実行、コミットするための、[対話型 SQL] の使用方法を説明します。
SQL 文領域での SQL 文の入力
[対話型 SQL] ダイアログの SQL 文領域で SQL 文を打ち込むと、SQL 文を入力することができます。
- 文を、セミコロンといった文末記号で終わらせる必要はありません。 しかし、文末記号自体は禁止されていませんので、あったとしても問題ではありません。 たとえば、スクリプト(文末記号が必須とされているような)から文をコピー&貼り付けして実行する場合などは、文末記号を削除しなくてもすみます。
- InterBase SQL 文は、大文字小文字を区別しません。 希望するなら、すべての SQL 文を小文字で入力することも可能です。
- 引用符内のものは、いずれも大文字小文字が区別され、表示されるままに入力されなければなりません。
- InterBase は、文内の改行は無視します。 ユーザーの便宜のためにこうなっています。
- 行にインデントと付け、より読みやすくするには、スペースを使用することができます。 InterBase は、これらのスペースを無視します。 インデント付けにタブを使用することはできません。
- 各文は、次の文を入力する前に、実行しなければなりません。
文を実行する
文を実行するには、次のいずれかを行います:
- または
- [クエリ|実行]を選択します。
各文は、次の文を入力する前に、実行しなければなりません。
メモ: 手で一度に 1 つずつ SQL 文を入力するこの方法は、InterBase における 1 つの選択肢ではありますが、多くの場合ユーザーは、より便利なデータ入力方法として、SQL スクリプト(データ定義ファイル)を利用します。 詳細については、「SQL スクリプトを実行する」を参照してください。
作業をコミットする
作業をコミットするまで、そのトランザクションはアクティブであると言えます。 アクティブ トランザクションに関連づけられている作業は、他のユーザーからはまだ見えません。 大抵の場合、コミットする前に、関連項目のグループすべての入力を終わらせたいと思うでしょう。そうすれば、誤解を招くような中途半端な状態が、表示されずに済むからです。 コミットすると、そのトランザクションがコミットされた状態に変更し、トランザクション内で行った作業が他者からも見えるようになります。 ただし、メタデータを作成した場合は、通常、DDL 文が完了した段階で、各データ構造をコミットしたいと思うでしょう。 (DDL および DML の文の説明については、「SQL の概要」を参照してください。)
InterBase は自動コミット機能を提供しており、これにより、どの DDL 文もそれを実行した際に自動的にコミットさせることができます。 この自動コミット機能は、INSERT、UPDATE、DELETE、SELECT といった、DML 文には適用されません。 自動コミット機能は、InterBase でデフォルトで有効になっています。
セッション設定をチェックする
自動コミット機能の状態や他のセッション設定をチェックするには、次の手順に従います:
- をクリックして、[対話型 SQL]ダイアログを開きます。
- [編集|オプション...]を選択し、[SQL オプション]ダイアログを表示します。
- [DDL の自動コミット] が [はい] に設定されているかどうかを確認します。 違う場合には、機能を有効にし、[OK] をクリックします。