InterBase クイック スタート：Part II - テーブルの作成

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テーブルとは、順序付けされていない一連の行から構成される、データ構造で、各行には一定の数の列が保有されています。 概念的には、データベース テーブルは、通常の表と変わりません。 リレーショナル データベースのパワーのほとんどは、テーブル間の関係を定義できることからきています。 CREATE TABLE 文は、次のような汎用形式になっています： 

CREATE TABLE tablename 
  (
    colname1 characteristics[,
    colname2 characteristics, …]
    [, tableconstraint …]
  )
  • characteristics は、データ型を含むことが必須で、他の要素も含めることができます。 See InterBase Quick Start: Part II - Creating Domains for a list of column characteristics.
  • tableconstraint は、1 つまたは複数の列に対する、CHECK、UNIQUE、FOREIGN KEY、PRIMARY KEY といった制約です。

CREATE TABLE 文の完全な構文については、『言語リファレンス ガイド』を参照してください。

Image 025.jpg Country テーブルを作成する

Country テーブルには、列が 2 つあります。列定義は、カンマで区切られます。 各列ごとに、最初の単語が列名、それに続く単語が特性となります。 最初の列 country は、COUNTRYNAME ドメインを持っており、NOT NULL であり、主キーでもあります（主キーについては、このチュートリアルの後続のセクションで説明があります）。

  1. 対話型 SQL ウィンドウを開き、次の文を入力します： 
    CREATE TABLE Country
  (
     country  COUNTRYNAME NOT NULL PRIMARY KEY,
     currency VARCHAR(10) NOT NULL
  )

    列定義のセットが括弧に囲まれており、列はカンマで区切られているのを確認できると思います。

  2. 文を実行します。
  3. エラーなくコードが入力できている場合、データベース下に、テーブルが現れます。 確認するには、対話型 SQL ウィンドウを閉じ、IBConsole の左ペインで テーブル を選択します。結果、次の図のようになっていると思います。
    TutorialTables.png

Image 025.jpg Department テーブルを作成する

次に、Department テーブルを作成します。 このテーブルには、最初、列が 2 つしかありません。 このチュートリアルで後ほど、ALTER TABLE オペレーションを使用して、さらに列を追加していきます。

  1. 次の文を入力し、実行します：
CREATE TABLE Department
  (
     dept_no    DEPTNO NOT NULL PRIMARY KEY,
     department VARCHAR(25) NOT NULL UNIQUE
  )

dept_no 列は、このテーブルの主キーであるため、UNIQUE（一意）でなければなりません。 department 列値もまた UNIQUE です。上記のいずれも、NULL にはなりえません。

メモ： 主キーの詳細については、「PRIMARY KEY 制約と UNIQUE 制約」を参照してください。

Image 025.jpg Job テーブルを作成する

このステップでは、さらに複雑な Job テーブルを作成してみましょう。 この定義には、CHECK 制約、PRIMARY KEY および FOREIGN KEY 制約、および、説明テキストを保持するための BLOB データ型が含まれています。これら要素についての詳細説明は、コード スニペットの下で触れていきます。

  1. 次の文を入力し、実行します： 
    CREATE TABLE Job
(
job_code JOBCODE NOT NULL,
job_grade JOBGRADE NOT NULL,
job_country COUNTRYNAME NOT NULL,
job_title VARCHAR(25) NOT NULL,
min_salary SALARY NOT NULL,
max_salary SALARY NOT NULL,
job_requirement BLOB SUB_TYPE TEXT SEGMENT SIZE 400,
language_req VARCHAR(15)[1:5],
CONSTRAINT pkjob PRIMARY KEY (job_code, job_grade, job_country),
CONSTRAINT fkjob FOREIGN KEY (job_country) REFERENCES Country (country),
CHECK (min_salary < max_salary)
)
    • CHECK 制約は、最低給与が、最高給与より下かどうかを確認します。
    • 3 列による主キーは、3 つの列で、テーブル内の行を一意に識別できることを保証します。
    • 外部キーは、Job テーブルに一覧されている国が、Country テーブルにもあるかどうかを確認します。
    • <job_requirement> 列の BLOB データ型は、動的にサイズが変わるデータ型で、サイズやエンコーディングは指定されていません。これは、テキスト、イメージ、音声やその他のマルチメディア コンテンツなど、大容量のデータを保管するのに適しています。
  2. テーブルがデータベースに存在にするかをチェックするには、対話型 SQL ウィンドウを閉じ、IBConsole の左ペインで テーブル を選択します。 結果、次の図のようになっていると思います。
    TutorialTables2.png

次は：

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