InterBase 2017 Update 3 の新機能

提供: InterBase

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InterBase 2017 Update 3 では、新機能の追加および不具合の修正が行われています。

詳細については、次のセクションを参照してください。


新機能

本リリースでは新機能はありません。

その他

新しいインストーラ

メモ: InterBase 2017 Update 3 より、英語および日本語両方が 1 つに統合されたインストーラが導入されます。

準備パラメータの順序

パラメータ化されたクエリにおいて、入力 SQLDA のために受け取るパラメータの順序が修正されました。 修正後の順序は、ANSI/SQL 標準要件と同様、直感的であり、かつ、「見たままの順」となっています。 これは特に、パラメータが、メイン クエリの結合部(WHERE 条件)や、 自らもパラメータを持つサブクエリが 1 つ以上あるクエリの列リストで使用される際に便利です。 クライアント API、isc_dsql_describe_bind() が、入力 SQLDA において、各パラメータの見たままの順のシーケンス番号を、正しく返すようになり、内部的にそれを使用して、ユーザーが提供する SQLVAR を、InterBase エンジンが想定する順番に変換できるようになりました。 この変更は、バージョン 2 以降の SQLDA でのみ有効です。

これがどのように動作するかを表すために、新しい例 api17.c を示します。 次のサンプルは、名前付きパラメータが、IBX や FireDAC コンポーネントでどのように使用されるかを表しています。 名前付きパラメータは、:TEST および :NO の両者においてそのパラメータの順で動作します。 クライアント コンポーネントは、値が SQLVAR 配列で、:TEST:NO パラメータが続く、見たままの順で提供されることを想定しています。

select P.emp_no, P.first_name, P.last_name, (select 1 from RDB$DATABASE where 1 <> :TEST) 
from employee P 
where P.emp_no = :NO

新しい IBConfig パラメータ PREDICTIVE_IO_PAGES

このパラメータにより、事前に取得するページ数を操作することができます。 このパラメータは、基本的にデフォルトの状態を維持し、パフォーマンス問題を起こしていると疑われる場合に、テスト目的でのみ変更します。 詳細については、こちら を参照してください。

新しい IBConfig パラメータ ENABLE_PARTIAL_INDEX_SELECTIVITY

このパラメータはにより、SQL クエリの最適化のために、部分的インデックス選択データの利用を有効化/無効化することができます。 このパラメータは、基本的にデフォルトの状態を維持し、パフォーマンス問題を起こしていると疑われる場合に、テスト目的でのみ変更します。 詳細については、こちら を参照してください。

変更ビューのパフォーマンス

InterBase 2020 Update 4 において、変更ビューの抽出のパフォーマンスが強化されました。 メモ: このパフォーマンス強化は、ODS 17 データベースでのみ有効です。

復元データベースの最初のスイープが高速スイープに

InterBase 2020 Update 4 にて、復元したどのデータベースも、ただちにスイープ済みにマークされるようになりました。このため、そのデータベースの最初のスイープは、高速スイープです。 この機能の利点を活かすには、InterBase 2020 Update 4 でデータベース復元を行い、ODS 15 または ODS 16 を使用する必要があります。 スイープについては、「スイープ間隔と自動ハウスキーピング」を参照してください。

不具合の修正

InterBase 2017 Update 3 における不具合修正の一覧については、「解決済みの不具合」を参照してください。

システム要件と前提条件

InterBase をインストールおよび実行するためのシステム要件については、「システム要件/前提条件」を参照してください。