System.Variant.Type
C++
int Type() const;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | public | sysvari.h | System | Variant |
説明
Variant インスタンスの型コードを返します。
Type は、指定されたバリアントの型コードを返します。戻り値は、system.hpp ヘッダー ファイル内で宣言された定数から構成されます。
バリアント型コード(varTypeMask ビット マスクによって定義されたビット)の下位 12 ビットは、このバリアントの型を定義します。varArray ビットは、バリアントが指定された型の配列だった場合に、設定されます。varByRef ビットは、バリアントが指定された型の値ではなく、その値への参照だった場合に、設定されます。
バリアント型は、次の表のとおりです:
バリアント型 | 説明 |
---|---|
varEmpty | バリアントは Unassigned。 |
varNull | バリアントは NULL。 |
varAny | 任意の値を保持できる Variant を表します。 |
varSmallint | 16 ビットの符号付き整数(Delphi では Smallint 型、C++ では short 型)。 |
varInteger | 32 ビットの符号付き整数(Delphi では Integer 型、C++ では int 型)。 |
varSingle | 単精度浮動小数点値(Delphi では Single 型、C++ では float 型)。 |
varDouble | 倍精度浮動小数点値(double 型)。 |
varCurrency | 通貨型の浮動小数点値(Currency 型)。 |
varDate | 日付と時刻の値(TDateTime 型)。 |
varOleStr | 動的に割り当てられた Unicode 文字列への参照。 |
varDispatch | オートメーション オブジェクトへの参照(IDispatch インターフェイス ポインタ)。 |
varError | オペレーティング システムのエラー コード。 |
varBoolean | 16 ビット論理値(WordBool 型)。 |
varVariant | その他のバリアントを示します。 |
varUnknown | 不明なオブジェクトへの参照(IInterface または IUnknown インターフェイス ポインタ)。 |
varShortInt | 8 ビットの符号付き整数(Delphi では ShortInt 型、C++ では signed char 型)。 |
varByte | バイト。 |
varWord | 符号なしの 16 ビット値(Word)。 |
varLongWord | 符号なしの 32 ビット値(Delphi では LongWord 型、C++ では unsigned long 型)。 |
varInt64 | 64 ビットの符号付き整数(Delphi では Int64、C++ では __int64)。 |
varStrArg | COM 互換文字列。 |
varString | 動的に割り当てられた文字列への参照(COM と非互換)。 |
varArray | バリアント配列を示します。 |
varByRef | 値ではなく参照を含むバリアントを示します。 |
varTypeMask | 各配列要素の型を示します。 |
メモ: 各バリアント型のコードの一覧は、System ユニット ページ(「定数」節)にあります。
Variant の型は、ChangeType メンバー関数を使用して、変更することができます。