System.Win.Registry.TRegistry.Access

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Delphi

property Access: LongWord read FAccess write FAccess;

C++

__property unsigned Access = {read=FAccess, write=FAccess, nodefault};

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
property public
System.Win.Registry.pas
System.Win.Registry.hpp
System.Win.Registry TRegistry

説明

キーを開くときに使用するアクセスのレベルを指定します。

Access を使用すると,キーを開くときに使用するセキュリティアクセスのレベルを指定できます。OpenKey メソッドは,レジストリキーを開くときに Access プロパティの値を使用します。Access プロパティは,TRegistry コンストラクタによって初期化されますが,OpenKey メソッドを呼び出す前に変更できます。

Access の値はフラグのセットで,任意のフラグを組み合わせて指定します。各フラグはアクセス許可の種類を示します。これによって,アプリケーションを実行しているシステムのアクセスレベルの範囲内で,目的のアクションを実行できるアクセス許可を指定します。次の表に,Access プロパティで指定できるフラグの一覧を示します。



フラグ 意味

KEY_ALL_ACCESS

KEY_READ,KEY_WRITE,および KEY_CREATE_LINK の組み合わせ。

KEY_READ

KEY_QUERY_VALUE,KEY_ENUMERATE_SUB_KEYS,および KEY_NOTIFY の組み合わせ。

KEY_WRITE

KEY_SET_VALUE と KEY_CREATE_SUB_KEY の組み合わせ。

KEY_QUERY_VALUE

サブキーのデータを問い合わせるアクセス許可を認める。

KEY_ENUMERATE_SUB_KEYS

サブキーを列挙するアクセス許可を認める。

KEY_NOTIFY

変更通知の受け取りを可能にする。

KEY_SET_VALUE

サブキーのデータを設定するアクセス許可を認める。

KEY_CREATE_SUB_KEY

サブキーを作成するアクセス許可を認める。

KEY_CREATE_LINK

シンボルリンクを作成するアクセス許可を認める。

KEY_EXECUTE

読み出し専用にアクセスを制限する。



メモ:  Access は,CreateKey メソッド(常に KEY_ALL_ACCESS を使用)では無視されます。

関連項目