Vcl.Buttons.TSpeedButton.Glyph
Delphi
property Glyph;
C++
__property Glyph;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | published | Vcl.Buttons.pas Vcl.Buttons.hpp |
Vcl.Buttons | TSpeedButton |
説明
スピードボタンに表示するビットマップを指定します。
Glyph は,ボタンの表面に表示するイメージを格納するビットマップオブジェクトを設定します。オブジェクトインスペクタで[ファイルを開く]ダイアログボックスを開くと,ビットマップファイル(.BMP 拡張子が付いているファイル)を選択したり,実行時にビットマップファイルを指定したりできます。
Glyph で 1 つのビットマップに指定できるイメージは 4 つまでです。イメージはすべて同じ大きさであり,横 1 行に隣合って並びます。TSpeedButton は指定したイメージのいずれか 1 つをボタンの状態にしたがって表示します。
イメージの位置 | ボタンの状態 | 説明 |
---|---|---|
先頭 |
アップ |
ボタンを選択していないときのイメージ。ビットマップ以外に他のイメージがない場合,それ以外のどのイメージにもこのイメージが使用される |
2 番め |
無効 |
ボタンを選択できないことを示すイメージ。淡色表示される |
3 番め |
クリックされている |
ボタンをクリックしたときのイメージ。GroupIndex が 0 ならば,マウスボタンから指を離すと上がった状態のイメージに戻る |
4 番め |
ダウン |
ボタンを押し下げたままのときのイメージ。選択されたままであることを示す |
TSpeedButton は,イメージが 1 つだけの場合は,下がっている状態も上がっている状態と同じイメージを使用しますが,ほかの状態については応じてイメージを少し変えて,その状態になったことを表そうとします。
ビットマップに複数のイメージがある場合,NumGlyph プロパティを使ってビットマップ内のイメージの数を指定してください。
メモ: ビットマップの左下のピクセルは「透過」色用に予約されています。ビットマップで左下に位置するピクセルはすべて透過になります。