Vcl.MPlayer.TMediaPlayer.Wait
Delphi
property Wait: Boolean read FWait write SetWait;
C++
__property bool Wait = {read=FWait, write=SetWait, nodefault};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | Vcl.MPlayer.pas Vcl.MPlayer.hpp |
Vcl.MPlayer | TMediaPlayer |
説明
メディアコントロールメソッドが,その完了後にのみアプリケーションに制御を返すかどうかを指定します。
Wait は,メディアコントロールメソッド(Back,Close,Eject,Next,Open,Pause,PauseOnly,Play,Previous,StartRecording,Resume,Rewind,Step,または Stop)がメソッドの完了後にのみアプリケーションに制御を戻すかどうかを指定します。
設計時に Wait プロパティは使用できません。
Wait が true の場合,メディアプレーヤコンポーネントは次のメディアコントロールメソッドが完了するまで待ってから,アプリケーションに制御を返します。Wait が false の場合,アプリケーションは次のメディアコントロールメソッドが完了するまで待たずに先に進みます。
Wait プロパティは Wait プロパティの設定後に呼び出された次のメディアコントロールメソッドだけに影響します。メディアコントロールメソッドへの以降の呼び出しに影響を及ぼすには,Wait プロパティを再設定しなければなりません。
デフォルトでは,Play と StartRecording は Wait プロパティが false であるものとして動作します。再生または録音が完了する前にアプリケーションに制御が返されないようにするには,Play または StartRecording を呼び出す前に Wait を true に設定する必要があります。デフォルトでは,ほかのすべてのメディアコントロールメソッドは Wait が true であるものとして動作します。
メモ: 通常,次のメディアコントロールに長時間かかることが予測される場合にのみ,Wait を false に設定し,アプリケーションがメディアコントロールメソッドを完了しないうちにほかのコードを実行できるようにします。Wait を false に設定する場合は,メディアコントロールメソッドの完了時にアプリケーションが通知を受けられるように Notify を true に設定する必要があります。