アクション リストへのアクションの追加

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INTAServices ネイティブ Tools API インターフェイスを使用して、IDE のアクション リストに独自のアクションを追加することができます。

アクション リストへのアクションの追加

TAction のインスタンスを IDE のアクション リストに追加するには:

  1. アクション リスト オブジェクトを親として TAction のインスタンスを作成します。アクション リスト オブジェクトは、INTAServices にキャストした BorlandIDEServices 変数の ActionList プロパティです。
  2. アクションを構成します。たとえば次のように設定します。
  3. INTAServices にキャストした BorlandIDEServices 変数の AddActionMenu を呼び出し、以下のパラメータを渡します。
    1. 空の文字列。この最初のパラメータが必要なのは、メイン メニューにメニュー項目を追加する場合だけです。
    2. アクション オブジェクト。
    3. nil。このパラメータが必要なのも、メイン メニューにメニュー項目を追加する場合だけです。

Delphi の場合:

if Supports(BorlandIDEServices, INTAServices, NTAServices) then
begin
  MyAction := TAction.Create(nil);
  MyAction.Caption := 'My Action';
  NTAServices.AddActionMenu('', MyAction, nil);
end;

C++ の場合:

_di_INTAServices NTAServices;
if (BorlandIDEServices->Supports(NTAServices)) {
  MyAction = new TAction(NULL);
  MyAction->Caption = "My Action";
  NTAServices->AddActionMenu("", MyAction, NULL);
}

ユーザーによるツールバーへのアクションの追加

用意したアクションをユーザーが IDE のツールバーに追加できるようにするには、アクションの Category プロパティに何らかの値を設定します。たとえば「My Actions」などです。そうすると、ユーザーはアクションをボタンとしてツールバーに追加することができます。

ユーザーがアクションをツールバーに追加できるようにする場合は、終了処理コードで、そのアクションを参照するすべてのツール ボタンを検索し、そのボタンを削除しなければなりません。

関連項目