インストール ノート

提供: RAD Studio
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このページでは、Delphi Alexandria、C++Builder Alexandria、RAD Studio Alexandria をインストールする前に知っておく必要のある重要な情報について説明します。このページの最新販はここにあります。

メモ: このドキュメント(本ドキュメントの残りの部分)では、「RAD Studio」をいう言葉は、上記に一覧されている製品のいずれも指すものとします。

システム要件

注意: RAD Studio を正常にインストールするには、.NET Framework 4.5 以降がコンピュータにインストールされていることが必要となります。インストーラが .NET Framework 4.5 以降がコンピュータにインストールされていることを検知できなかった場合、RAD Studio インストールを続行するためにはそれをダウンロードおよびインストールすることが必要である旨のプロンプトを表示します。

コンピュータに最新バージョンの .NET Framework をインストールする方法については、以下のリンクを参照してください:

以下は、RAD Studio 自身の要件です:

ハードウェア要件

RAD Studio には少なくとも以下が必要です。

  • 1.8 GHz 以上のデュアルコア プロセッサ。 クワッドコアまたはそれ以上推奨。 シングルコアはサポートされていません。
  • 3 GB の RAM 8GB の RAM 推奨。
  • 6 GB ~ 60 GB¹ のディスク空き領域。 ソリッド ステート ドライブ(SSD)の使用を強くお勧めします。
  • 1440x900 で動作する DirectX 11 対応ビデオ カード。縦 1080 の解像度スクリーン推奨。
  • Windows 10 Anniversary Edition 推奨、Windows 10 ストア向けの開発には必須。

オペレーティング システムの要件

RAD Studio Alexandria は、Windows の次のバージョンで実行できます:

  • Windows 10
  • Windows 11
ヒント: また、RAD Studio を、非 Windows 環境(例、macOS)内において、サポートされているいずれかのバージョンの Windows が稼働する仮想マシンにインストールすることもできます。FireMonkey プロジェクトを開発するには、お使いの仮想化ソフトウェアは、ホスト GPU への直接アクセスを提供するものでなければなりません。

Windows システムは次のように構成する必要があります。

  • RAD Studio をインストールするユーザーは、システム管理者または管理者権限を持つユーザーでなければなりません。
  • PATH 環境変数の長さは 1830 文字以下でなければなりません。

RAD Studio をインストールすると、最大で 218 文字が PATH 環境変数に追加されます。PATH 環境変数の長さが 2048 文字を超えると、システムが正しく動作しなくなります

メモ: 32 ビット版 Windows は、RAD Studio 10.4 以降をインストールするオペレーティング システムとして、サポートされていません。

サポート対象ターゲット プラットフォームの要件

サポート対象ターゲット プラットフォーム向けのプロジェクトを開発するための要件は以下のとおりです。

ターゲット プラットフォーム 要件

Windows

  • 次のいずれかのバージョンの Windows が稼働している、Intel/AMD プロセッサ搭載の PC およびタブレット
    • Windows 7 (SP1+)
    • Windows 10
    • Windows 11
    • Windows Server 2019
    • Windows Server 2022
  • 64 ビットまたは 32 ビット PC

macOS(Delphi のみ) </br> (ARM のみの上での iOS シミュレータ サポートを含む)

  • Intel ベースまたは ARM ベースの Mac で、次のバージョンの macOS のいずれかが稼働しているもの:
    • 12 Monterey
    • 13 Ventura
    • 14 Sonoma

iOS(Delphi のみ)

  • 次が稼働している iOS デバイス:
    • iOS 16
    • iOS 17
  • macOS サポートに必要なすべての要件
  • Xcode、バージョン 10.12 以降。
  • Apple デベロッパ プログラムのメンバであること (iOS アプリを物理デバイスに配布する際に必須となる)。

Android(Delphi のみ)

  • NEON をサポートする AArch64 プロセッサまたは ARMv7 プロセッサが稼働している Android デバイス。
  • 開発には Windows 64 ビット版。
  • Android フォンおよびタブレットで、次のいずれかのバージョンの Android が動作しているもの:
    • Android (10)
    • Android (11)
    • Android (12)
    • Android (13)

Linux(Delphi のみ)

  • 次のいずれかのディストリビューションが動作する 64 ビット Linux:
    • Ubuntu Server (Ubuntu 20.04 LTS)
    • Ubuntu Server (Ubuntu 22)
    • RedHat Enterprise Linux (バージョン 8)
    • WSL2 (Linux 用 Windows サブシステム) 搭載の Windows 11 コンピュータ

その他の機能の要件

その他の機能の要件には次のようなものがあります。

ヒント: JRE は、Android ターゲット プラットフォームに対するサポートを選択した場合、自動的にインストールされます。

技術上のアドバイス

Android 開発でのアドバイス

Android デバイスは直接接続でき、Android エミュレータを使用するよりも大幅に高速です。

macOS および iOS 開発でのアドバイス

ほとんどの国では、iOS および macOS 向けの開発には、ネイティブ アプリケーションにコード署名するための Apple ハードウェアが必要です。これは、macOS を Apple ハードウェアで実行する必要があるという EULA の制限によるものです。開発者のチームが Apple デバイスを共有して VNC アクセスを使用したり、クラウドで Mac をレンタルしたりすることは珍しいことではありません。

ラップトップから開発する場合、多くの開発者は MacBook Pro を入手し、Windows 用の仮想マシン(VMWare Fusion や Parallels など)を実行します。その後、Mac に PA サーバーをインストールし、高速ローカル接続を実行して iOS シミュレーターにアクセスし、iOS および macOS ビルドを実行およびテストして、Apple ハードウェア上でアプリケーションにコード署名することが可能になります。

追加ソフトウェア

RAD Studio のインストールには、追加のソフトウェアがいくつか含まれています。RAD Studio のインストールが終わった後で、他の追加のソフトウェアをインストールすることもできます。RAD Studio の追加のソフトウェアの詳細は、「サード パーティ製ソフトウェア アドイン」を参照してください。

常にインストールされる追加のソフトウェア

以下の追加のソフトウェアは、必ず RAD Studio と同時にインストールされます。

インストールする RAD Studio に C++ のサポートを含める場合、RAD Studio のインストール時に Dinkumware 標準 C++ ライブラリもインストールされます。

追加のオプション ソフトウェア

以下の表にリストされている追加ソフトウェアは、RAD Studio の一部のエディションに含まれています。そのほとんどは、RAD Studio のインストール後に、機能マネージャ ダイアログGetIt パッケージ マネージャ、または CodeCentral からソフトウェアをダウンロードしてインストールできます。一部は、RAD Studio のインストール中にインストールすることもできます。

ソフトウェア 機能の有無 重要メモ
インストーラ GetIt オフライン インストーラ

Windows 10 SDK

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Windows 10 SDK」セクションを参照。

Android SDK 25.2.5 - NDK(android-ndk-17b)

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Android JDK、SDK、NDK」セクションを参照。

AdoptOpenJDK 8

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Android JDK、SDK、NDK」セクションを参照。

Boost(C++ 用)

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CodeSite Express 5.2

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DUnit ユニット テスト フレームワーク(DUnit および DUnitX

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FastReport 2021 (VCL)

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TeeChart 機能との依存関係」セクションを参照。

InterBase Express(IBX)コンポーネント

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InterBase 2020 Developer Edition

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TeeChart Standard

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FastReport 2.8FireMonkey 用 FMX Embarcadero エディション)

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IP*Works!

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Windows 10 SDK

RAD Studio の C++ または Delphi サポートのインストールを選択すると、RAD Studio インストーラは、Desktop Bridge サポートに必要な Windows 10 SDK インストーラを開きます。

Windows API ヘッダー ファイルを完成させるには、Windows 10 SDK をインストールする必要があります。

Windows 10 SDK をインストールしたくない場合は、開いた Windows 10 SDK インストーラを閉じてください。

メモ: Windows 10 SDK のインストールには、インターネット接続が必要です。

Android JDK、SDK、NDK

インストールする RAD Studio に Android のサポートを含める場合、RAD Studio インストーラは、[追加選択]ページで Android 開発に必要な追加ソフトウェアも提供します:

  • Android SDK 25.2.5 - NDK(android-ndk-17b)
  • AdoptOpenJDK 8。
メモ:
  • これらの機能は、後ほど機能マネージャ ダイアログからインストールすることができます。
  • JDK がすでにシステムにインストールされていたとしても、AdoptOpenJDK 8 の選択により、このバージョンの JDK をインストールされ、現在の JDK パスが修正されます。
  • Android 開発ツールのインストールを選択した場合、対応するライセンスを許諾するためのプロンプトが表示されます。
メモ: Android SDK のインストールには、インターネット接続が必要です。

FastReportVCL)と TeeChart Standard の依存関係

FastReport では、TeeChart Standard の一部のコンポーネントを使用しています。FastReport と一緒に TeeChart Standard も選択すると、両方の機能が RAD Studio にインストールされて、FastReport のすべての機能を利用できるようになります。

登録に関する注意事項

アップデート サブスクリプション プラン

アップデート サブスクリプション プランに加入中の場合は次のように登録を行います。

  • RAD Studio の旧バージョンがマシンにインストールされていて、そこにアップデート サブスクリプション プランが設定されている場合、インストール ウィザードによって自動的にライセンスが検出されます。
  • それ以外の場合は、アップデート サブスクリプション プランの対象となっている旧バージョンの RAD Studio と同じ Serial Number を使って、インストールした新しい RAD Studio を登録することができます。

ネットワーク ライセンス

Embarcadero License Center、FLEXnet、または AppWave で管理するネットワーク ライセンスを購入された場合、ライセンス サーバー管理者から受け取ったネットワーク ライセンス ファイル(named*.slip または concurrent*.slip)を、RAD Studio をインストールしたいシステムにコピーします。

RAD Studio のインストール中にライセンス情報を入力するよう求められたら、次の手順を実施してください。

  1. [インポートする有効なライセンス ファイル (*.slip または reg*.txt) を持っている]を選択します。
  2. Embarcadero 製品登録ツールが開くので、[インポート...]を選択します。
  3. 登録ファイルを探して選択し、[開く]を選択します。
  4. 登録ファイルのインポートが終わったら、[OK]を選択して Embarcadero 製品登録ツールを閉じます。
  5. インストール ウィザードの指示に従って残りのステップを実行し、RAD Studio のオフライン インストールを最後まで行います。

インストールに関する既知の問題

オフライン インストーラで実行されるインストールで、サブディレクトリを紛失する

  • Delphi

オフライン インストーラを使用した場合、Delphi/64bit Linux参照パスでさまざまなディレクトリが欠けています。

これを修正するには、 [ツール|オプション...|Delphi|ライブラリ] に移動し、64 ビット Linux を選択し、次の文字列を[参照パス]フィールドに貼り付けます:


$(BDS)\source\rtl\common;$(BDS)\source\rtl\sys;$(BDS)\source\rtl\linux;$(BDS)\source\ToolsAPI;$(BDS)\source\IBX;$(BDS)\source\Internet;$(BDS)\source\Property Editors;$(BDS)\source\soap;$(BDS)\source\xml;$(BDS)\source\Indy10\Core;$(BDS)\source\Indy10\system;$(BDS)\source\Indy10\Protocols;$(BDS)\source\fmx;$(BDS)\source\databinding\components;$(BDS)\source\databinding\engine;$(BDS)\source\databinding\graph;$(BDS)\source\data;$(BDS)\source\data\ado;$(BDS)\source\data\cloud;$(BDS)\source\data\datasnap;$(BDS)\source\data\dbx;$(BDS)\source\data\dsnap;$(BDS)\source\data\Test;$(BDS)\source\data\vclctrls;$(BDS)\source\rtl\posix;$(BDS)\source\rtl\posix\linux;$(BDS)\source\data\datasnap\connectors;$(BDS)\source\data\datasnap\proxygen;$(BDS)\source\DataExplorer;$(BDS)\source\Experts;$(BDS)\source\indy\abstraction;$(BDS)\source\indy\implementation;$(BDS)\source\indyimpl;$(BDS)\source\Property Editors\Indy10;$(BDS)\source\soap\wsdlimporter;$(BDS)\source\Visualizers;;$(BDS)\source\data\rest;$(BDS)\source\data\firedac;$(BDS)\source\tethering;$(BDS)\source\DUnitX;$(BDS)\source\data\ems;$(BDS)\source\rtl\net
  • C++Builder

オフライン インストーラを使用した場合、C++ / 32-bit Windowsシステム インクルード パスで FMX サブフォルダが欠けています。

これを修整するには、 [ツール|オプション|C++ オプション|パスとディレクトリ|32 ビット Windows] [コンパイラ]タブを選択し、次の文字列を[システム インクルード パス] フィールドに貼り付けます:


$(BDSINCLUDE);$(BDSINCLUDE)\dinkumware64;$(BDSINCLUDE)\windows\crtl;$(BDSINCLUDE)\windows\sdk;$(BDSINCLUDE)\windows\rtl;$(BDSINCLUDE)\windows\vcl;$(BDSINCLUDE)\windows\fmx;$(BDSCOMMONDIR)\hpp\$(Platform)


サポートへの連絡

RAD Studio のインストール中に問題が発生した場合は、問題の情報をお知らせください

関連項目