クエリの準備

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クエリの準備は、クエリを実行する前に行う省略可能な手順です。クエリを準備すると、SQL 文と必要なパラメータとがデータ アクセス層とデータベース サーバーに送られ、解析とリソース割り当てと最適化が行われます。データセットによっては、クエリの準備時に追加のセットアップ処理が行われる場合もあります。このような処理をすることで、クエリのパフォーマンスが向上し、アプリケーションの速度が上がります。これは更新可能なクエリを扱っている場合に顕著です。

アプリケーションでは、Prepared プロパティを True に設定するとクエリの準備が行われます。実行前にクエリの準備を行わなければ、Open または ExecSQL を呼び出すたびに、データセットによって自動的に準備が行われます。クエリの準備はデータセットによって自動的に行われますが、最初にデータセットを開く前に明示的に準備することで、パフォーマンスを向上できます。

CustQuery.Prepared := True;
CustQuery->Prepared = true;

データセットを明示的に準備する場合、文の実行用に割り当てられるリソースは、PreparedFalse に設定するまで解放されません。

実行前にデータセットの準備を確実にやり直したい場合(パラメータを追加する場合など)には、Prepared プロパティを False に設定します。

メモ: クエリ用の SQL プロパティのテキストを変更すると、データセットは自動的に閉じ、クエリの準備は解除されます。

関連項目