コマンドの指定
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TADOCommand コンポーネントのコマンドは、CommandText プロパティを使って指定します。TADODataSet と同様に、TADOCommand でも、CommandType プロパティに応じて、コマンドをさまざまな方法で指定できます。CommandType の取り得る値には、cmdText(コマンドが SQL 文の場合)、cmdTable(コマンドがテーブル名の場合)、cmdStoredProc(コマンドがストアド プロシージャ名の場合)があります。設計時には、[オブジェクト インスペクタ]でリストから適切なコマンド タイプを選択します。実行時には、CommandType プロパティに TCommandType 型の値を割り当てます。
with ADOCommand1 do begin CommandText := "AddEmployee"; CommandType := cmdStoredProc; ... end;
ADOCommand1->CommandText = "AddEmployee"; ADOCommand1->CommandType = cmdStoredProc; ...
特定のタイプが指定されなければ、CommandText に格納されているコマンドに基づいて、サーバーが最適なタイプを決定します。
CommandText には、パラメータを含んだ SQL クエリのテキストや、パラメータを使用するストアド プロシージャの名前を格納できます。その場合は、コマンドを実行する前に、それらのパラメータにバインドされるパラメータ値を指定する必要があります。詳細については、「コマンド パラメータの処理」を参照してください。