サーバー制約の使い方

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実際の SQL データベースはほとんどが制約を使って項目の可能な値に条件を課します。たとえば NULL 値を許容しない項目,ユニークな列値を必要とする項目,あるいは値が 0 より大きく 150 未満でなければならない項目などがあります。このような条件はクライアントアプリケーションにコピーすることもできますが,クライアントデータセットや BDE 対応データセットでは,ImportedConstraint プロパティを使ってサーバーの制約をローカルに利用することができます。

ImportedConstraint プロパティには,項目値をなんらかの方法で制限する SQL 節を指定します。次に例を示します。

Value > 0 and Value < 100

コメントとしてインポートされた標準外の SQL またはサーバー固有の SQL を,データベースエンジンでは解釈できないので編集する場合を除き,ImportedConstraint の値を変更しないでください。

項目値にほかにも制約を追加するには,CustomConstraint を使用します。カスタム制約は,インポートされる制約に追加して設定されます。サーバー制約が変化した場合,ImportedConstraint の値は変化しますが,CustomConstraint プロパティに導入された制約は持続します。

ImportedConstraint プロパティから制約を削除しても,それらの制約に違反する項目値の有効性は変更されません。制約を削除すると,ローカルにではなくサーバーによって制約のチェックが行われるようになります。制約をローカルに検査した場合は,違反が見つかったときに表示されるのは ConstraintErrorMessage プロパティで与えたエラーメッセージであって,サーバーからのエラーメッセージではありません。

関連項目