テキストの切り取り,コピー,貼り付け

提供: RAD Studio
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Clipbrd ユニットを使用するアプリケーションでは,クリップボードを介してテキスト,グラフィック,オブジェクトの切り取り,コピー,貼り付けができます。標準テキスト処理コントロールがカプセル化されているすべてのコンポーネントに,クリップボードとのやり取りのためのメソッドが組み込まれています。

クリップボードを使ってテキストの切り取り,コピー,貼り付けを実行するには,それぞれ編集コンポーネントの CutToClipboard メソッド,CopyToClipboard メソッド,PasteFromClipboard メソッドを呼び出します。

たとえば,[編集|切り取り]コマンド,[編集| コピー]コマンド,[編集|貼り付け]コマンドの OnClick イベントにそれぞれ次のイベントハンドラを定義します。

procedure TEditForm.CutToClipboard(Sender: TObject);
begin
  Editor.CutToClipboard;
end;
procedure TEditForm.CopyToClipboard(Sender: TObject);
begin
  Editor.CopyToClipboard;
end;
procedure TEditForm.PasteFromClipboard(Sender: TObject);
begin
  Editor.PasteFromClipboard;
end;
void __fastcall TMainForm::EditCutClick(TObject* Sender)
{    RichEdit1->CutToClipboard();
}
void __fastcall TMainForm::EditCopyClick(TObject* Sender)
{    RichEdit1->CopyToClipboard();
}
void __fastcall TMainForm::EditPasteClick(TObject* Sender)
{    RichEdit1->PasteFromClipboard();
}

関連項目