データのラベル表示
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TDBText は、［ツール パレット］の［Standard］カテゴリにある TLabel コンポーネントとよく似た読み取り専用コントロールです。TDBText コントロールは、ユーザー入力用のコントロールを含むフォーム上に、表示専用データを追加したい場合に役立ちます。たとえば、顧客リスト テーブルのフィールドに基づいて作成されたフォームがあるとします。ユーザーがフォームに都道府県、市区町村、番地の情報を入力すると、動的ルックアップによって自動的に別のテーブルから郵便番号が取得されます。ここで、TDBText コンポーネントを郵便番号テーブルと関連付けておくと、ユーザーが入力した住所に該当する郵便番号フィールドを表示できます。
TDBText は、データセットの現在のレコード内の指定されたフィールドから、表示するテキストを取得します。TDBText はデータセットからテキストを取得するので、表示されるテキストは動的なテキストです。つまり、ユーザーがデータベース テーブル内を移動すると、テキストも変化します。そのため、TDBText に表示するテキストは、TLabel の場合と違って、設計時に指定することができません。
メモ： TDBText コンポーネントをフォームに配置するときには、AutoSize プロパティを True（デフォルト）に設定し、表示されるデータの幅に合わせてコントロールのサイズが自動的に変更されるようにしてください。AutoSize を False に設定すると、コントロールが小さすぎてデータの一部が表示されない場合があります。