データの編集
クライアント データセットを使用したデータの取り扱い への移動
クライアント データセットでは、データをメモリ内のデータ パケットとして表します。このパケットは、クライアント データセットの Data プロパティの値になります。ただし、デフォルトでは、編集内容は Data プロパティには格納されません。代わりに、（ユーザーやプログラムによる）挿入、削除、変更は、Delta プロパティで表される内部の変更ログに格納されます。変更ログの使用には、次のように、2 つの目的があります。
- 変更ログは、更新内容をデータベース サーバーや外部のプロバイダ コンポーネントに適用するのに必要です。
- 変更ログは、変更内容の取り消しを洗練された形で支援します。
LogChanges プロパティを使用すると、ログへの記録を停止することができます。LogChanges が True の場合、変更内容はログに記録されます。LogChanges が False の場合、変更内容は Data プロパティに直接書き込まれます。ファイルベースのアプリケーションでは、取り消し機能のサポートが必要ない場合、変更ログを無効にすることができます。
変更ログに格納された編集内容は、アプリケーションで削除されるまで、そこに残ります。アプリケーションで編集内容を削除するのは、次の場合です。
メモ： クライアント データセットをファイルに保存しても、編集内容は変更ログから削除されません。データセットを再読み込みすると、Data プロパティおよび Delta プロパティはデータの保存時と同じ値になります。