メモ コントロールでのテキストの表示と編集
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TDBMemo は、標準コンポーネント TMemo と似たデータ対応コンポーネントで、非常に長いテキスト データを表示できます。TDBMemo には、複数行テキストが表示され、ユーザーが複数行テキストを入力することもできます。TDBMemo コントロールを使用すると、長いテキスト フィールドや BLOB(バイナリ ラージ オブジェクト)フィールドに格納されているテキスト データを表示できます。
TDBMemo では、デフォルトで、ユーザーがメモ テキストを編集できます。編集を防ぐには、メモ コントロールの ReadOnly プロパティを True に設定します。タブを表示しユーザーがタブにメモを入力できるようにするには、WantTabs プロパティを True に設定します。ユーザーがデータベース メモに入力できる文字数を制限するには、MaxLength プロパティを使用します。MaxLength のデフォルト値は 0 で、文字数の制限はオペレーティング システムによるもの以外にないことを意味します。
データベース メモの外見とテキストの入力方法に影響を及ぼすプロパティがいくつかあります。ScrollBars プロパティを使用すると、メモにスクロール バーを付けることができます。ワードラップを防ぐには、WordWrap プロパティを False に設定します。コントロール内でのテキストの位置揃えは、Alignment プロパティで決まります。値の選択肢は taLeftJustify(デフォルト)、taCenter、taRightJustify です。テキストのフォントを変更するには、Font プロパティを使用します。
実行時に、ユーザーがデータベース メモ コントロールとの間でテキストの切り取り、コピー、貼り付けを行えます。これらと同じ操作をプログラムで行うには、CutToClipboard、CopyToClipboard、PasteFromClipboard の各メソッドを使用します。
TDBMemo では大量のデータを表示できるため、実行時の表示に時間がかかることがあります。データ レコードのスクロールにかかる時間を短縮するため、TDBMemo には、アクセスされたデータを自動的に表示するかどうかを制御する AutoDisplay プロパティがあります。AutoDisplay を False に設定した場合、TDBMemo には、実際のデータではなくフィールド名が表示されます。コントロール内をダブルクリックすると、実際のデータを表示できます。