保存用コマンド
[ファイル]メニュー への移動
[ファイル]メニューには、プロジェクトや具体的な現在のファイルやすべてのファイルを保存するための 4 つの保存用コマンドが含まれています。このトピックでは、[ファイル]メニューに含まれる 4 つすべての保存用コマンドと、関連するツールバー ボタンについて説明します。
アプリケーションを実行する前には、プロジェクトを保存することをお勧めします。
[上書き保存]
[ファイル|上書き保存]
[上書き保存]のショートカット キーは Ctrl+S
です。
IDE で現在開いているモジュール(および関連するヘッダー ファイル)だけを保存します。
- ソース ファイル:
.pas
または.cpp
- フォーム ファイル:
.dfm
または.fmx
現在のプロジェクトのすべてのファイルを保存するには、[すべて保存]を使用してください。
[名前を付けて保存...]
[ファイル|名前を付けて保存...]
このダイアログ ボックスを使用して、アクティブなファイルを特定の場所に保存したり別の名前で保存することができます。
[名前を付けて保存...]のダイアログ ボックスは、標準の TSaveDialog で、現在のディレクトリが表示され、別のディレクトリに移動することができます。このダイアログ ボックスには、ファイルおよびディレクトリの一覧と、その更新日時、サイズ、属性情報が表示されます。表示方法は、さまざまなサイズのアイコン、縦のリスト、詳細(更新日時、サイズ、属性を含む)、サムネイルまたはコンテンツなどを選択することができます。
[名前を付けて保存...]のダイアログ ボックスでは、サイドバーやアドレス バーやナビゲーション ボタンを使って、アクティブなファイルを保存したいディレクトリに移動することができます。アクティブなファイルを新しいフォルダに保存するには、このダイアログ ボックスでフォルダを新規作成し、その新しいフォルダを開いてから、[保存]をクリックします。
ファイル名を変更するには、[ファイル名]フィールドで名前を編集します。
[ファイルの種類]フィールドには、保存しようとしているファイルの種類が表示されます。現在のディレクトリ内にある、指定した種類のファイルすべてが、ファイル リストに表示されます。ドロップダウンの矢印をクリックすると、このダイアログ ボックスで表示したり保存するファイルの種類を選択することができます。
[プロジェクトに名前を付けて保存...]
[ファイル|プロジェクトに名前を付けて保存...]
.dproj
ファイルまたは .cbproj
ファイルと、補助ファイル(プロジェクトと同じ名前の .dpk
ファイルおよび .dpr
ファイル、または .cpp
ファイルおよび .c
ファイル)だけを保存します。ソース ファイルは保存しません。
現在のプロジェクトのすべてのファイルを保存するには、[すべて保存]を使用してください。
[すべて保存]
[ファイル|すべて保存]
[すべて保存]のショートカット キーは Shift+Ctrl++S
です。
すべてのファイルをそれぞれの現在の場所に保存します。まだ保存されていない新しいプロジェクトの場合には、[<ユニット名> に名前を付けて保存]ダイアログ ボックスが開き、表示されたディレクトリをそのまま使用するか、別のディレクトリを選択するか、新しいフォルダを作成することができます。
[すべて保存]のツールバー ボタンは、次の表に示すように、有効または淡色表示のいずれかで表示されます。
ツールバー ボタン | 意味 |
---|---|
[すべて保存]を行った直後でプロジェクトに変更を加える前には、ツールバーの[すべて保存]ボタンは淡色表示されます。 | |
プロジェクトに変更を加えた後でまだ保存していない場合には、[すべて保存]ボタンが有効になります。 |
プロジェクトのデフォルトの保存場所
RAD Studio では、デフォルトで C:\Users\<user>\Documents\Embarcadero\Studio\Projects
にプロジェクトを保存します。
これは、特に指定しない限りすべてのプロジェクトのすべてのプロジェクト ファイルが保存される、共有の場所です。
プロジェクトを別のフォルダに保存するには、次のいずれかを行います。
- 初回の保存時には、[ファイル|上書き保存]を選択してから[新しいフォルダー]をクリックし、新しいプロジェクト用のフォルダを作成します。
- 2 回目以降の保存時には、[名前を付けて保存...]または[プロジェクトに名前を付けて保存...]のいずれかを使用します。