編集コントロール

提供: RAD Studio
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編集コントロールは、ユーザーにテキストを表示すると共に、ユーザーがテキストを入力できるようにします。この用途のコントロールのタイプは、情報のサイズと形式によって変わります。

コンポーネント 用途

FMX.Edit.TEdit
Vcl.StdCtrls.TEdit

単一行テキストの編集

FMX.Memo.TMemo
Vcl.StdCtrls.TMemo

複数行テキストの編集

Vcl.Mask.TMaskEdit

特定の形式に固定。郵便番号や電話番号など。

Vcl.ComCtrls.TRichEdit

リッチ テキスト形式を使用する複数行テキストの編集(VCL のみ)



TEdit および TMaskEdit は、情報を打ち込める単一行テキスト編集ボックスを持つ、シンプルな編集コントロールです。編集ボックスにフォーカスがあると、挿入ポインタが点滅して現れます。

この編集ボックス内にテキストを入れるには、文字列値を Text プロパティに設定します。編集ボックス内のテキストの見た目を制御するには、値を Font プロパティに設定します。そのフォントの書体、サイズ、色、属性などを指定できます。指定された属性は編集ボックス内のテキスト全体に影響し、個々の文字に適用することはできません。

保有するテキストのフォント サイズによって、編集ボックスのサイズが変わるよう設計することも可能です。これを行うには、AutoSize プロパティを True に設定してください。編集ボックスに入れられる文字数を制限するには、MaxLength プロパティにその値を設定します。

TMaskEdit は、テキストに許される有効な形式をコード化したマスクに対して、入力されたテキストを検証する、特殊な編集コントロールです。このマスクによって、ユーザーに表示されるテキストを整形することも可能です。

メモとリッチ テキスト編集コントロール では、ユーザーは複数行のテキストを追加することができます。

編集コントロールには、次のような重要なプロパティがあります:

編集コントロール プロパティ:

プロパティ 説明

Text

編集ボックスやメモ コントロールに表示されるテキストを指定

Font

編集ボックスやメモ コントロールに記述されるテキストの属性を制御

AutoSize

選択されているフォントによって、編集ボックスの高さを動的に変更可能に

ReadOnly

ユーザーがテキストを変更できるかどうか指定

MaxLength

簡易編集コントロール内の文字数を制限

SelText

現在選択されている(強調表示されている)テキスト部分を保有

SelStart、SelLength

テキストの選択部分の位置と長さを示す



関連項目