設計時でのパラメータ値の指定

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設計時には、パラメータ コレクション エディタを使ってパラメータ値を指定できます。パラメータ コレクション エディタを表示するには、[オブジェクト インスペクタ]Params プロパティまたは Parameters プロパティの参照([...])ボタンをクリックします。SQL 文にパラメータが含まれていない場合は、コレクション エディタにオブジェクトは一覧表示されません。

メモ: パラメータ コレクション エディタは、他のコレクション プロパティの場合に表示されるコレクション エディタと同じです。このエディタは他のプロパティと共通なので、右クリックで表示されるコンテキスト メニューには[追加]コマンドと[削除]コマンドが含まれています。ただし、これらはクエリ パラメータの場合には有効になりません。パラメータの追加や削除を行うには、SQL 文そのもので行う以外に方法はありません。

パラメータ コレクション エディタで各パラメータを選択します。次に、[オブジェクト インスペクタ]を使用して、そのパラメータのプロパティを編集します。

Params プロパティ(一連の TParam オブジェクト)を使用する場合は、以下を調べ、必要に応じて編集します。

DataType プロパティは、パラメータ値のデータ型を示します。一部のデータセットについては、この値は正しく初期化される可能性があります。データセットで型を推定できなかった場合、DataTypeftUnknown となり、パラメータ値の型を示すように開発者が変更する必要があります。

DataType プロパティは、パラメータの論理データ型を示します。一般に、これらのデータ型はサーバー データ型と一致します。特定の論理型からサーバー データ型へのマッピングについては、データ アクセス メカニズム(BDE、dbExpress、InterBase)のドキュメントを参照してください。

ParamType プロパティは、選択されたパラメータの型を示します。クエリの場合、含むことができるパラメータは入力パラメータだけなので、このプロパティは常に ptInput になります。ParamType の値が ptUnknown の場合は、ptInput に変更します。

Value プロパティは、選択されたパラメータの値を指定します。実行時にアプリケーションでパラメータ値を指定する場合は、Value を空のままにしておくことができます。

Parameters プロパティ(一連の TParameter オブジェクト)を使用する場合は、以下を調べ、必要に応じて編集します。

DataType プロパティは、パラメータ値のデータ型を示します。一部のデータ型については、次のような補足的な情報を指定する必要があります。
  • NumericScale プロパティは、数値パラメータの小数点以下の桁数を示します。
  • Precision プロパティは、数値パラメータの全桁数を示します。
  • Size プロパティは、文字列パラメータ内の文字の数を示します。

Direction プロパティは、選択されたパラメータの型を示します。クエリの場合、含むことができるパラメータは入力パラメータだけなので、このプロパティは常に pdInput になります。

Attributes プロパティは、パラメータが受け取る値の型を制御します。Attributes には、psSignedpsNullablepsLong の組み合わせを設定できます。

Value プロパティは、選択されたパラメータの値を指定します。実行時にアプリケーションでパラメータ値を指定する場合は、Value を空のままにしておくことができます。

関連項目