RAD サーバーを使用した ThingPoint アプリケーションの開発
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TEMSEdgeService コンポーネントを使用して EMS サーバーからの要求をリスンし必要なデータを応答する ThingPoint アプリケーションを新規に作成できます。
その ThingPoint アプリケーションには次のコンポーネントが必要です。
- TEMSProvider コンポーネント。EMS サーバーとの接続をセットアップするために使用します。
- TEMSEdgeService コンポーネント。ThingPoint を EMS サーバーに登録するためと、EMS サーバーからの要求のリスンを開始するために使用します。
目次
ThingPoint アプリケーションと EMS サーバーの接続
ThingPoint では TEMSProvider コンポーネントを使用して、EMS サーバーへの接続をセットアップします。接続が適切にセットアップされるように、次のプロパティを編集します。
- URLHost: EMS サーバーの URL です。次の値を使用します。
localhost
(EMS サーバーが ThingPoint と同じマシンで動作している場合)- リモート EMS サーバーの IP アドレス(EMS サーバーが ThingPoint とは別のマシンで動作している場合)
- URLPort: EMS サーバーの接続ポートです。
- デフォルト値:
8080
- デフォルト値:
- URLProtocol: EMS サーバーに対する要求の URL プロトコル識別子です。取り得る値は
http
とhttps
です。- デフォルト値:
http
- デフォルト値:
場合によっては、EMS サーバーへの接続に必要な EMS サーバーの権限付与設定も構成する必要があります。
EMS サーバーからの要求のリスン
ThingPoint では、TEMSEdgeService コンポーネントを使用して EMS サーバーからの要求をリスンします。リスン サービスが適切にセットアップされるように、次のプロパティを編集します。
- Provider: EMS サーバーへの接続のパラメータを識別する TEMSProvider コンポーネントです。
- ModuleName: ThingPoint を EMS サーバーで一意に識別するための名前識別子です。
- ListenerProtocol: EMS サーバーからの要求のプロトコル識別子です。取り得る値は
http
とhttps
です。- デフォルト値:
http
- デフォルト値:
- ThingPoint アプリケーションの接続パラメータ:
- ListenerService.Host: ThingPoint が動作しているホストの情報です。
localhost
(ThingPoint が EMS サーバーと同じマシンで動作している場合)- リモート ThingPoint の IP アドレス(EMS サーバー とは別のマシンで動作している場合)
- ListenerService.Port: ThingPoint アプリケーションが EMS サーバーからの要求をリスンしている接続ポートです。
- ListenerService.Host: ThingPoint が動作しているホストの情報です。
ThingPoint への EMS リソースの追加
EMS モジュールを追加することにより、既存の ThingPoint に新しい EMS リソースを追加することもできます。
ThingPoint に新しいリソースを追加し、そのエンドポイントを宣言するには、「EMS パッケージの作成」を参照してください。
ThingPoint には、version
と呼ばれる組み込みリソースがあります。たとえば、ブラウザから ThingPoint の version 情報を取得するには、次の URL を使用します。
http://<URLHost>:<URLPort>/edgemodules/<ModuleName>/version
クライアント アプリケーションからの ThingPoint リソースへのアクセス
EMS クライアント アプリケーションから、あらゆる ThingPoint リソースにアクセスできます。
ThingPoint リソースにアクセスするには、それを次のように識別する必要があります。
edgemodules/<ModuleName>/<ResourceName>