トラブルシューティング:iOS デバイスに配置できない
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この問題を解決するには、以下の点を確認してください。
- Delphi の場合のみ: iOS アプリケーションを iOS シミュレータ上で実行したことがない場合は、次の要件を満たしているかを確認してください。
- iOS デバイスが、USB ケーブルで Mac に接続されていることを確認します。
- [プロジェクト マネージャ]で iOS デバイス プラットフォームをターゲット プラットフォームとして指定します。
- 必要な情報をすべて[プロビジョニング]ページに入力します(デベロッパ証明書はコード署名に必要です)。
- iOS アプリケーションに必要な以下のプロジェクト オプションを設定します。
- Mac に Xcode コマンドライン ツールがインストールされているかを確認します (iOS アプリケーションのコード署名に必要)。
- Xcode の新しいバージョンが入手可能であれば、Xcode をアップグレードします (お使いの iOS デバイスをアップグレードした後に必要)。
- エラー ダイアログ ボックスが表示され "Unable to install package"(パッケージをインストールできません)というエラー メッセージに続いてエラー コードが出力される場合は、以下の説明に従って適切な処置を講じます。
- e800000e: Mac にインストールされている Xcode のバージョンが、デバイスの iOS バージョンをサポートしていません。Mac にデバイスの iOS バージョンをサポートする Xcode のバージョンをインストールします。アップグレード後に、お使いの iOS デバイスを取り外し Mac に接続し直します。
- e800001c: iOS シミュレータが Mac 上で動作している場合は、シミュレータを終了し、アプリケーションを iOS デバイス上でもう一度実行してみます。
- e800002d: Mac 上で見つかったデバッグ シンボルが、iOS デバイス上で見つかったデバッグ シンボルと一致しません。
- 新しい Xcode をインストールするか、新しい iOS でデバイスを更新した場合、iOS デバイスを、Mac 上にインストールされた新しい Xcode と同期をとる必要があります。詳細については、「Xcode と iOS デバイスとの同期」を参照してください。
- e800003a: ターゲット デバイスで既にインストールしたアプリケーションと同じ名前のアプリケーションをインストールしようとしたが、異なるデベロッパ証明書でアプリケーションを署名しています。 RAD Studio は、異なるデベロッパ証明書を使用して既存のアプリケーションのアップグレードを試みます。
- ターゲット デバイスで既存のアプリケーションをアンインストールし、アプリケーションを再度実行してみてください。
- [プロジェクト|オプション...|プロビジョニング で、同じデベロッパ証明書を選択し、アプリケーションに署名します。
- e800007e: お使いの iOS デバイスのバージョンが、デフォルトの最小バージョンを下回っています。
- [プロジェクト|オプション...|Delphi コンパイラ|リンク]を選択し、[サポートされている iOS の最小バージョン]をお使いの iOS デバイスのバージョンに変更します。たとえば、
7.0
などに変更します (それでもうまくいかない場合は、新しい iOS デバイスを入手しなければならない可能性があります)。
- [プロジェクト|オプション...|Delphi コンパイラ|リンク]を選択し、[サポートされている iOS の最小バージョン]をお使いの iOS デバイスのバージョンに変更します。たとえば、
- e8000080: プロジェクトに定義されている iOS フォーム ファクタ(UIDeviceFamily)に一致しない iOS デバイスで iOS アプリケーションを実行しようとしています。たとえば、iOS アプリケーションが iPhone でのみ動作するように構成されているにもかかわらず、そのアプリケーションを iPad で実行しようとしている場合などです。
- [プロジェクト|オプション...|バージョン情報]を選択し、iOS デバイスに一致する
UIDeviceFamily
値を選びます。たとえば、アプリケーションを任意の iOS デバイスで実行する場合は、[iPhone および iPad]を選択します。
- [プロジェクト|オプション...|バージョン情報]を選択し、iOS デバイスに一致する
- e8000087: iOS デバイスは、選択したターゲット プラットフォームのアーキテクチャをサポートしません。このエラーは、32 ビット iOS デバイス上で 64 ビット iOS アプリケーションを実行すると発生します。デバイス上でアプリケーションを実行させるには、次のいずれかを実行する必要があります。
- ターゲット デバイスを 64 ビット iOS デバイスに変更します。
- [プロジェクト マネージャ]で、[ターゲット プラットフォーム]として[iOS デバイス - 32 ビット]を選択し、32 ビット iOS デバイスでアプリケーションを実行します。
- 32 ビットと 64 ビットの両方の iOS デバイスをサポートするように、[iOS ユニバーサル バイナリ ファイルの生成 (armv7 + arm64)]オプションを有効にして、アプリケーションをビルドします。このオプションの場所は次のとおりです。
- e8000097: デバイスでの新しいアプリケーションのインストールを回避するため、ターゲット iOS デバイスで制限が作動しています。詳細は、「About Restrictions (parental controls)(制限について(パレンタル制御))」を参照してください。
- ターゲット デバイスで制限を解除し、アプリケーションを再度実行してみてください。
- e8008015: RAD Studio で構成したプロビジョニング プロファイルがターゲット iOS デバイスに準備されていません。
- 構成済みのプロビジョニング プロファイルをターゲット デバイスに準備するか、RAD Studio のプロジェクト構成を別のプロビジョニング プロファイルに変更します。「[プロビジョニング]ページに必要な情報をすべて入力する」を参照してください。
- RAD Studio 内のプロビジョニング データが、Mac デベロッパ アカウントではなく iOS デベロッパ アカウントに必ず一致するようにします。 iOS デベロッパ証明書名を指定する際は、特に注意してください。
- e8008016: 考えられる原因は以下のとおりです。
- ターゲットデバイスにインストールしたプロビジョニング プロファイルに許可されていないiOS の資格オプションを設定しています。
- アプリケーションでリモート通知を使用する場合、ターゲットデバイスにインストールしたプロビジョニング プロファイル用に適切なアプリケーション サービスを設定していることを確認します。
- アプリケーションの署名に[プロビジョニング]オプションで "自動" 設定を使用している場合、署名データがターゲット デバイス向けに有効であるか確認します。 特定のデベロッパ証明書名とプロビジョン プロファイルを選択する必要が場合によりあります。
- ターゲットの iOS プラットフォームのために、
CFBundleIdentifier
フィールドに正しい値が設定されていますか、プロビジョニング ページで確認します。「アプリケーションの App ID の作成」を参照してください。
- ターゲットデバイスにインストールしたプロビジョニング プロファイルに許可されていないiOS の資格オプションを設定しています。
- e8008018: 証明書の有効期限が切れています。新しいバージョンの証明書をダウンロードします。
- e8008019: このエラーは、iOS デバイス上で、アプリケーション ストアのプラットフォーム設定を使用して構築されたアプリケーションを実行しようとすると発生します。 iOS デバイスでアプリケーションを実行するには、代わりにデバッグまたはアドホックプラットフォーム構成を使用する必要があります。 App Store への登録用にアプリケーション パッケージを生成するには、アプリケーションをデプロイしなければなりません。
- エラー ダイアログ ボックスが表示されて "接続したデバイスの DeviceSupport ディレクトリが見つかりません" というメッセージが表示された場合は、以下を行います:
- Xcode の現行バージョンがデバイスの SDK バージョンをサポートしているかどうかを確認します。デバイスがサポートされていない場合は、Xcode を上位バージョンに更新する必要があります。「iOS デバイスでのアプリケーションの実行」を参照してください。
- SDK バージョンが対応しているものである場合、「Xcode と iOS デバイスとの同期」を参照してください。
- エラー ダイアログボックスが表示され "Application bundle should have Info.plist inside"(アプリケーション バンドル内に Info.plist が必要です)というエラー メッセージが出力される場合は、[プロジェクト|<プロジェクト名> をビルド]を選択して Info.plist ファイルを生成し直します。
- エラー ダイアログ ボックスが表示され "The program being debugged is not being run"(デバッグ対象となるプログラムが実行されていません)というエラー メッセージが出力される場合は、お使いの iOS デバイスと Mac を両方とも再起動します。
RAD Studio インターフェイスの下部にある[メッセージ]ツール ウィンドウにエラー コードの付いたエラー項目が表示されている場合には、その項目を選択して F1 キーを押すと、そのエラーのヘルプが開きます。
Xcode と iOS デバイスとの同期
Mac にインストールされた Xcode が、iOS デバイスの iOS バージョンをサポートしており、それらの同期がとられていることを、確認する必要があります。これを行うには、次のステップに従います:
- iOS デバイスを Mac から取り外します。
- Mac 上で Xcode を起動します。
- メイン メニューから[Window| Devices]を選択します。
- iOS デバイスを Mac に再接続します。
- [Devices]ウィンドウで、その iOS デバイスをウィンドウの左側から選択します。
- 読み込み中のアイコン()が消えるのを待ちます。 アイコンが消えたら、Xcode を閉じて、アプリケーションの実行やデバッグをもう一度行うことができます。