インターフェイス プロパティの追加
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先に進む前に、ダイアログ ボックスを開発者が自分のアプリケーションでコンポーネントとして使用できるようにするためにラッパーで必要になるプロパティを決定します。それらのプロパティの宣言をコンポーネントのクラス宣言に追加できます。
ラッパー コンポーネントのプロパティは、通常のコンポーネントを記述する場合に作成するプロパティより、やや単純です。なお、ここでは、ラッパーとダイアログ ボックスの間で受け渡すことができるいくつかの永続データを作成しようとしているだけです。そのデータをプロパティの形にしておくことにより、開発者が設計時にデータを設定して、実行時にラッパーからそれをダイアログ ボックスに渡せるようにすることが可能です。
インターフェイス プロパティを宣言するには、コンポーネントのクラス宣言に次の 2 つを追加する必要があります。
- private クラス フィールド: ラッパーでプロパティの値を格納するのに使用する変数。
- published プロパティの宣言そのもの: プロパティの名前を指定し、値の格納場所に使用するフィールドを指示します。
この種のインターフェイス プロパティには、アクセス メソッドは不要です。これらの場合は、格納されているデータに直接アクセスします。慣例により、プロパティの値を格納するクラス フィールドの名前は、プロパティ名の前に F を付け加えたものになります。フィールドとプロパティは同じ型にする必要があります。