ダイアグラムの注釈と図解
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目次
このトピックでは、ノートを使用してダイアグラムに注釈を付け、画像を使用してダイアグラムを図解する方法を説明します。
ノートとコメント
ノートおよびソース コード コメントを使用して、ダイアグラムに注釈を付けることができます。
ノートの管理
[ダイアグラム]ビューおよび[モデル ビュー]では、以下を行うことができます。
- ノートから別のダイアグラムまたは要素に対するハイパーリンクを作成する。
- [オブジェクト インスペクタ]の直接編集でノート テキストを編集する。
- [オブジェクト インスペクタ]でノートのプロパティを編集する。
- ショートカットでダイアグラムから別のダイアグラムに既存のノートを追加する。 任意のダイアグラムのコンテキスト メニューで[追加|ショートカット...]を使用する。
- [オブジェクト インスペクタ]で前景色と背景色を定義する。
- [オブジェクト インスペクタ]で[テキストのみ]プロパティを設定して、ノートにフレームを表示するかどうかを定義する。
ノート リンクの作成
- [ツール パレット]にある[ノート リンク]ボタンをクリックします。
- [ダイアグラム]ビューで、リンク元の要素をクリックします。
- リンク先の要素にドラッグします。
- リンク先の要素が強調表示されたらドロップします。
- ヒント: [オブジェクト インスペクタ]では、リンクのクライアントとサプライヤの両方を確認できます。
コメントの管理
実装プロジェクトでは、ソース コードに挿入される "ソース コード コメント" を入力することができます。
- ソース コードに(クラスやインターフェイスの)コメントを入力するには、[オブジェクト インスペクタ]の "コメント" 用フィールド([作者]、[導入されたバージョン]、[バージョン])を使用します。
- コード エディタで、ソース コード内にソース コード コメントを直接入力することもできます。
画像
画像を使用してダイアグラムを図解することができます。
画像を挿入するには:
- [ダイアグラム]ビューで、[ツール パレット]の[画像]ボタンをクリックします。 要素が選択されたままになります。
- ダイアグラムの背景で、画像を描画する場所をクリックします。 画像ノードが表示されますが、まだノードは空です。 表示する画像を指定する必要があります。
- 画像ノードをクリックします。[オブジェクト インスペクタ]の[プロパティ]ページに選択画像ノードのプロパティが表示されます。 [画像のパス]オプションをクリックしてから、参照(
[...]
)ボタンをクリックします。[画像ファイルの選択]ダイアログ ボックスが開きます。 ここで、使用する画像ファイルを選択できます。 [開く]をクリックします。 選択ファイルに格納された画像が画像ノードにレンダリングされます。 - [比例的]オプションをクリックして、
[はい]
を選択します。 これによりノード フレームの縦横比が変わり、画像ノードのサイズを変更できます。画像が新しいフレームに合うように元の比率でサイズが変わります。
ダイアグラムの要素から画像内部の位置にリンクを描画するには:
画像リンクは、ダイアグラムの各要素を、画像内部の特定の位置(画像の点)につなげます。 したがって、画像リンクにより、異なるダイアグラムの要素に対応する、画像の部分を示すことができます。
- [ダイアグラム]ビューで、[ツール パレット]の[画像リンク]ボタンをクリックします。 要素が選択されたままになります。
- 画像内部をクリックして、画像内のリンク点を示す画像の点を指定します。
- 画像のリンク点とつなぐ対象のダイアグラム要素をクリックします。 ここで、指定した画像の点と指定したダイアグラム要素をつなぐ画像リンクが作成されます。
ダイアグラムの背景を描画する画像を設定するには:
- [ツール|オプション...]をクリックします。
- [オプション]ダイアログ ボックスで、[モデリング|(レベル)|ダイアグラム|表示]カテゴリの[全般]グループを選択します。
- [ダイアグラム背景の画像ファイル]オプションをクリックし、参照(
[...]
)ボタンをクリックします。 [画像ファイルの選択]ダイアログ ボックスが開きます。 ここで、使用する画像ファイルを選択できます。 [開く]をクリックします。 これで背景に表示する画像を格納したファイルが選択されました。
- 選択した(レベル)により、指定した画像は次のように使われます。
- 現在のダイアグラムの背景に描画される。
- 現在のプロジェクトにあるすべてのダイアグラムの背景に描画されるデフォルト画像になる。
- 現在のプロジェクト グループにあるすべてのダイアグラムの背景に描画されるデフォルト画像になる。
- ダイアグラムの背景に描画されるデフォルト画像になる。
- ここで言う(レベル)は、モデリング オプション ツリーの[ダイアグラム]、[プロジェクト]、[プロジェクト グループ]、または[デフォルト]の枝の中から選択したものを指しています。 (詳細は、「[モデリング オプション]ダイアログ ボックス」トピックの「モデリング オプションの階層レベル」節を参照)。
- 選択した(レベル)により、指定した画像は次のように使われます。
- [ダイアグラム背景のグラデーション表示モード]をクリックして、
[バックドロップ]
値を選択し、ダイアグラム要素の後ろに画像を描画します。 [オーバードロップ]
モードを選択する場合は、ダイアグラム要素の前に画像が描画され、ダイアグラム要素が明瞭には表示されません。- 画像を通してダイアグラム要素が一部透過して見えるようにするには、[ダイアグラム背景画像の透過性]オプションをクリックし、
0
から1
の間の値を入力します。 値が0
であると、画像は完全に透明で、つまり画像は見えません。 値が1
であると、画像により、ダイアグラム要素は見えません。