プールとトレースのリンク(デリゲート ドライバ チュートリアル)

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接続のトレースとプールを行う場合も、オブジェクト インスペクタを使用できます。

前のステップでプールした接続について考えてみます。 [Driver]に移動し、[DelegateConnection]プロパティを選択します。 どの[DelegateConnection]にも、リンク対象となる別の[DelegateConnection]プロパティが含まれています。

前のステップで設定した[DBXPool]デリゲート接続の[DelegateConnection]プロパティに移動し、それを[DBXTrace]に設定します。 この新しいデリゲート接続の[TraceFile]プロパティを "c:\temp\dbxtrace.txt" に設定し、トレースする必要があるフラグを設定します。

File-Chain delegate connections ObjectInspector.png

これで、アプリケーションは接続のトレースとプールを同時に行うようになります。

ヒント: dbxconnections.ini ファイル(C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\23.0\dbExpress\23.0 にある)を変更することで、接続のトレースとプールを行いたい場合には、次の手順に従います:

  • [DBXPOOLCCONNECTION] セクションをコピーし、その名前を [DBXPOOL_TRACECCONNECTION] に変更します。
  • 新たに作成した [DBXPOOL_TRACECCONNECTION] 接続に DelegateConnection=DBXTraceconnection という行を追加します。
  • dbxconnections.ini ファイルの [DGCONNECTION] セクションに、DelegateConnection=DBXPOOL_TRACECCONNECTIO という行を追加します。

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