例外ハンドラの記述

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例外処理ブロックは、try ブロックのすぐ後にきます。 このブロックには、1 つ以上の例外ハンドラを入れます。 例外ハンドラは、特定の種類の例外に対する応答を提供します。 例外の処理では、例外状態をクリアし、例外オブジェクトを破壊し、これによりアプリケーションは実行を続けられるようにします。 通常、例外ハンドラを定義することにより、アプリケーションはエラーから復旧し、実行し続けられるようにします。 処理する可能性のある例外の種類には、存在しないファイルのオープン、いっぱいのディスクへの書き込み、有効な範囲を超えた計算などに対する試行が挙げられます。 「ファイルが見つからない」といった、これらの中のエラーには、修正および再試行が容易なものもありますが、 メモリ不足といったその他にエラーに関しては、アプリケーションやユーザーが即座には対処が難しいものもあります。

前にある try ブロック内の文の実行中に例外が発生した場合にのみ、アプリケーションは、その中と例外ハンドラの文を実行します。try ブロック内の文が例外を発生させた際、実行は例外ハンドラへ即座にジャンプし、そこでは、現在の例外に適用されるハンドラが見つかるまで、指定された例外処理文の中を順次見ていきます。

アプリケーションが、その例外を処理する例外ハンドラを見つけると、その文を実行し、その後、例外を自動的に破壊します。実行は、現在のブロックの最後まで続行されます。

以下のトピックでは、例外ハンドラの記述に関する詳細を提供しています:

関連項目