RAD サーバー コンソールの構成の手動編集

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RAD サーバー コンソールのセットアップ への移動

RAD サーバー コンソールを構成するには、EMSServer.ini ファイルを編集する必要があります。

デフォルトの場所：  : C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\EMS

メモ: このファイルを編集した場合は、emsserver.ini ファイルを再読み込みするために RAD サーバー コンソールを終了して再起動する必要があります。

RAD サーバー データベースの設定

RAD サーバー コンソールが使用する RAD サーバー データベースのデフォルトの情報は変更することができます。EMSServer.ini ファイルで、[Data] セクションに移動してください：

  • InstanceName： RAD サーバー データベースのホストとなる InterBase インスタンスを指定します。
InstanceName の形式は次の通りです： [[<host>/]<instance>]可能性のある組み合わせは次のとおりです：
  • 値が空文字列： ローカル ホスト上で稼働しているデフォルトのデータベース インスタンス。
  • <instance>： ローカル ホスト上で稼働するインスタンスを指定します。
  • <host>/<instance>： 指定されたホスト上で稼働するインスタンスを指定します。
  • Database： RAD サーバー データベース ファイルまたはリモート ディレクトリ
  • UserName： RAD サーバー データベースにアクセスするユーザー名
  • Password： RAD サーバー データベースにアクセスするパスワード
  • SEPassword： 暗号化された InterBase データベースに接続するためのパスワード
  • Pooled： RAD サーバー データベースへの FireDAC 接続プールを有効にし、待機時間を軽減
  • PooledMax： RAD サーバー データベースに許可されたプール接続の最大数
  • ClientLib： InterBase クライアント ライブラリへの任意のパス
  • DriverFile： FireDAC FDDrivers.ini への任意のパス
  • ConnectionDefFile： FireDAC FDConnectionDef.ini への任意のパス
[Data]
; Interbase connection parameters
InstanceName=EMS
Database=C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\EMS\emsserver.ib
UserName=sysdba
Password=masterkey
SEPassword=
;# SEPassword connects to an encrypted database
Pooled=
;# Set Pooled=0 to disable connection pooled, Pooled=1 to enable. Default value is 1.
PooledMax=
;# Set PooledMax=10 to limit maximum pooled connection.  Default value is 50.

RAD サーバー コンソールのログイン構成

通常のブラウザから RAD サーバー コンソールにアクセスするためのデフォルトの資格情報を変更できます。EMSServer.ini ファイルで、[Console.Login] セクションに移動します：

  • UserName： RAD サーバー コンソール UI にアクセスするためのデフォルト ユーザー
  • Password： RAD サーバー コンソールにアクセスするためのパスワード
[Console.Login]
UserName=consoleuser
Password=consolepass

RAD サーバー コンソール接続

開発環境で、RAD サーバー コンソールへの接続のデフォルト情報を変更することができます。EMSServer.ini ファイルで、[Console.Connection.Dev] セクションに移動します：

  • Port： RAD サーバー コンソールへの HTTP リクエストの接続ポートを定義します。開発環境での RAD サーバー コンソールのデフォルト ポートは 8081 です。
  • HTTPS： RAD サーバー コンソール向け HTTPS サポートを有効にします。 有効にする場合は、お使いのシステムに OpenSSL をインストールし、証明書ファイル情報を構成する必要があります。
  • CertFile： RAD サーバー コンソールで使用される、自己署名済み認証ファイル（.pem ファイル）への絶対パス。
  • RootCertFile： RAD サーバー コンソールで使用される、CA 認証ファイル（.pem ファイル）への絶対パス。 自己署名済み認証を使用している場合には、ここを空のままにします。
  • KeyFile： 自己署名済みキー ファイル（.pem ファイル）への絶対パス。
  • KeyFilePassword： 認証ファイルの使用のために設定されたパスワード。
[Console.Connection.Dev]
Port=8081
;# The following options enable HTTPS support.
HTTPS=1
;# Set HTTPS=1 to enable HTTPS, HTTPS=0 to disable.
 CertFile=C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\EMS\cacert.pem
; RootCertFile=
;# When using a self-signed certificate, RootCertFile is left blank.
 KeyFile=C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\EMS\cakey.pem
 KeyFilePassword=certpassword

RAD サーバー コンソール ブラウザの設定

Web ブラウザに RAD サーバー コンソールのデータを表形式で表示するのに使用されるデフォルト設定を変更できます。EMSServer.ini ファイルで、[Console.Browser] セクションに移動します：

  • LimitRows： 表に表示されるデータの行数の上限です。デフォルト値は 15 です。
  • DateFormat： RAD サーバー コンソールの日付ピッカーに表示される日付の形式です。日付の構成要素や構成要素の区切り記号の順序を変更できます。デフォルトの形式は Month/Day/Year です。
[Console.Browser]
LimitRows=15
DateFormat=mm/dd/yy

RAD サーバー リソース Web ファイル

RAD サーバー コンソールを Web ブラウザにレンダリングするためのスクリプトとリソース ファイルを変更できます。EMSServer.ini ファイルで [Console.Paths.Dev]（開発環境の場合）または [Console.Paths.ISAPI]（運用環境の場合）のセクションに移動します：

  • 開発環境でのデフォルト構成：
[Console.Paths.Dev]
ResourcesFiles = C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\23.0\ObjRepos\en\EMS //Folder that contains the template folder (\webresources\templates\)
WebFiles= http://localhost/<folder_name> // URL to the WebFiles folder
メモ:
  • Microsoft IIS サーバーを使った運用環境向けの構成の例：
[Console.Paths.ISAPI]
ResourcesFiles= C:\inetpub\wwwroot\<folder_name>  //Folder that contains the template folder (\webresources\templates\)
WebFiles=  http://localhost/<folder_name> // URL to the WebFiles folder
メモ:

Web サーバー内への Web ファイル リソースの配置

RAD サーバー コンソールを構成して、別のホストに置かれた Web ファイル リソースを取得することができます（.ini ファイルの WebFile プロパティを変更して）。

RAD サーバー コンソールの Web ファイル リソースは、次のフォルダに含まれています：

  • /webresources/css/
  • /webresources/fonts/
  • /webresources/ico/
  • /webresources/img/
  • /webresources/js/

異なる Web サーバー上の Web ファイル リソースにアクセスするには、リソースが置かれている Web サーバーでクロスドメイン要求を許可する必要があります。クロスドメイン要求では、異なるドメイン（要求を送信したドメイン）からリソースを求める HTTP 要求を実行することができます。

HTTP 応答ヘッダーに、以下のいずれかの方法で Access-Control-Allow-Origin オプションを含める必要があります。

  • Access-Control-Allow-Origin: *
  • Access-Control-Allow-Origin: http://domain:8081/（より限定的な構成）

Microsoft IIS サーバーを Web ファイル リソースのホストとして使用している場合は、「クロスドメイン要求を許可するよう Microsoft IIS サーバーを構成する」を参照してください。

関連項目

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