dbExpress データベースの固有情報

提供: RAD Studio
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dbExpress は汎用データベース フレームワークで、各種サポート データベースに接続できます。 各データベースは、データ型などのさまざまな点で異なります。 このトピックでは、異なるデータベースを利用する場合に必要な情報について説明します。

InterBase

サポート

InterBase 2009 と InterBase 2007 の両方がサポートされます。これに含まれるのは、ドライバ サポート、TField サポートおよび DataExplorer サポートです。

ToGo

dbExpress では InterBase ToGo Edition もサポートします。これは RAD Studio Desktop Edition を小規模で、移植可能にしたバージョンです。ToGo Edition の対象には、InterBase を使用してビルドされた、小規模デバイスや販売機、さらに付加価値再販業者(VAR)のアプリケーションがあります。ToGo エディションの形式で使用すると、サーバーやエンドユーザーのワークステーションに InterBase を個別にインストールする必要がありません。

dbxdrivers.ini の設定

[Interbase]セクションで、VendorLib を設定する必要があります。

InterBase の場合:

 VendorLib=GDS32.DLL

ToGo の場合:

 VendorLib=IBTOGO.DLL

Microsoft SQL

サポート

Microsoft SQL Server 2008 が完全にサポートされます。Microsoft SQL Server 2008 Native Client(Microsoft SQL Server 2005 ではなく)をインストールする必要があります。このクライアントは sqlncli10.dll(oledb.dll ではない)です。このクライアントは [1] の「Microsoft SQL Server 2008 Native Client」セクションからダウンロードできます。

MSSQL ドライバではコンソール アプリケーションやワーカー スレッドに対して CoInitialize/CoUninitialize の呼び出しが必要

MSSQL ドライバでは CoInitializeCoUninitialize を呼び出しません。古いバージョンの MSSQL ドライバ(COM ドライバ)は、CoInitialize や CoUninitialize を直接呼び出すので、使用をお勧めしません。VCL アプリケーションでは、これらの呼び出しを対応して処理しているので、CoInitialize や CoUninitialize を呼び出す必要がありません。

ただし、ワーカー スレッドやコンソール アプリケーションで MSSQL ドライバを使用するアプリケーションでは、CoInitialize/CoUninitialize を呼び出す必要があります。呼び出しがない場合は、次のエラー メッセージが表示されます。

"DBX Error: Driver could not be properly initialized. Client library may be missing, not installed properly, of the wrong version, or the driver may be missing from the system path."

CoInitialize のヘルプについては、MSDN の「CoInitialize 関数」を参照してください。

MYSQL

サポート

MYSQL Client 5.1 はサポートされており、必須です。古いバージョンのクライアントを使用して接続を試行した場合、接続に失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。

 "Cannot load libraryName library (error code nnn). 
 The libraryName library may be missing from the system path 
 or you may have an incompatible version of the library installed."


関連項目