コンポーネント エディタの追加
コンポーネント エディタは、デザイナ内でコンポーネントをダブルクリックした場合の動作を決定します。さらに、コンポーネントを右クリックしたときに表示されるコンテキスト メニューにコマンドを追加します。また、コンポーネント エディタで、独自のコンポーネントを Windows のクリップボードに独自の形式でコピーできます。
独自のコンポーネント用のコンポーネント エディタを作成しない場合は、Delphi はデフォルトのコンポーネント エディタを使用します。デフォルトのコンポーネント エディタは、TDefaultEditor クラスで実装されています。TDefaultEditor では、コンポーネントのコンテキスト メニューに新しい項目が追加されません。コンポーネントがダブルクリックされた場合は、TDefaultEditor はそのコンポーネントのプロパティを検索し、見つかった最初のイベント ハンドラを生成(イベント ハンドラに移動)します。
コンテキスト メニューに項目を追加する、コンポーネントがダブルクリックされた場合の動作を変更する、あるいは新しいクリップボード形式を追加するには、TComponentEditor から新しいクラスを派生させ、それを独自のコンポーネントで使用できるように登録します。オーバーライドしたメソッドでは、TComponentEditor の Component プロパティを使用して、編集対象のコンポーネントにアクセスできます。
カスタム コンポーネント エディタを追加する手順は、次のとおりです。